姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

20年前の資料が出て来ました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日から2月ですね。先週降った雪が倉庫の北側の屋根にまだ残っていたんですが今日の気温の上昇でやっとなくなりました。今年の冷え込みはこれで打ち止めになってくれたらいいんですが、毎年2月にも寒波は来ているのでまだまだ油断出来ないですね。

 

父の机周辺を片付けました。

 

会社の事務所で父が使っていた机や書棚を今までそのまま残していたんですが、流石にそろそろ書類関係は片付けていかないとって事で今日少し整理しました。
元々少しずつ自分の資料は減らして家の方に持って帰っていたのでかなり少なくはなっていたので、会社の方の片付けは1時間ほどで済んだんですが。
父と席を代わった時に重複している資料などはかなり処分したし、古い資料についても要不要をより分けたんですが、その時に残したものやその後の資料もいろいろ増えていたんですよね。

 

20年前の産廃処分の価格の資料が出て来ました。

 

そんな資料の中に20年前の産業廃棄物の処理価格の一覧がありました。私が会社に戻った頃の価格やったんですが、20年で倍くらいになっていてちょっとびっくりしました。確かに私が瓦の仕事をするようになった頃はは産廃の処分費もかなり安かったし処分場も今の倍くらいの数があったんですよね。
だからリフォームの現場の近くにある処分場に持って行けばよかったんですが、今では選べるほど残っていないし、毎年のように価格が改訂されています。
特に昨年の値上がりは凄かったんですよね。

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人件費だけが上がっていません。

 

他にも当時の職人さんの日当(1日あたりの給与)の資料も出て来ました。今とほとんど変わらない金額で、20年間賃上げが出来ていないって事です。その事自体は当然私も知っていたし、なんとかしたいとは思っているんですが、工事単価そのものが上がらないのに材料費ばかりが上がっている状況で賃上げが難しいのが現状です。
当時と今とで違うのは当時は外注やった職人さんを社員にして法定福利と福利厚生を受けられるようにしている事かな。大きな会社では当たり前の事かもしれませんが、中小企業ではそれすらも難しい会社も多いんです。
5月になると春闘で賃上げするとかしないとかがニュースになるけど、あれが出来るのは大きな企業だけで中小企業にまでお金が回ってきていないのをなんとかしないと景気は上向かないです。