姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

レッカーを使える現場はめちゃくちゃ効率が良いです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝は寒いくらいやったのに日中は暑くて温度差にやられそうですね。昼にこれだけ暖かいと桜もどんどん咲いて満開になるのが早いのも道理です。来週の半ばくらいから少し天気が悪い予報になっているので、今週末が今年の桜の見納めになるかなぁ。
ちょうど満開になっている時期やと思うので、朔矢のベビーカーデビューも兼ねて散歩にでも行ってみようかなぁ。

 

瓦降ろし工事で久し振りにレッカーを使いました。

 

うちの仕事では瓦を葺き替えるリフォーム工事の方が圧倒的に多いんですが、このリフォームの時には古い瓦を撤去する必要があります。その時に建物の近くに広いスペースが確保されている場合はレッカーを使って瓦を撤去しています。
でもここ数年、なかなかレッカーを使えるような現場がなくて建物そのものは大きいのに入り口が狭かったりとか上に電線が通っていてレッカーが使えなかったりと条件が合わなかったんです。
でも一昨日着工した現場ではレッカーが使える条件が整っていたので、今日レッカーを使って大屋根の瓦を撤去しました。

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めちゃくちゃ効率が良いです。

 

今日の現場と同じくらいの規模の現場は年に1軒~2軒くらいあるんですが、ここ何年かは全部手降ろしやったんですよね。瓦揚げ機を使って40枚ずつくらいをチマチマと降ろしてダンプに積み込むかダンプの上にシュートという滑り台のようなものを設置して屋根から瓦を滑らせるかなんですが、なんせ時間と人手がかかるんです。
瓦降ろしはかなり埃も出るので出来るだけ短期間でやってしまいたいんですが、人が集まらないと3日とか4日かかってしまってお客さんにも迷惑がかかってしまいます。
その点、レッカーなら3日ほどかかるかな?って思っていた現場でも1日で終わらせる事が出来るんです。

 

処分場に走る回数が倍くらいになります。

 

瓦をダンプに積んだらそれを処分場まで持って行ってダンプを空にしないと次の瓦が積めないので、レッカーを使う時には処分場まで走る回数が増えるんです。現場から処分場までの距離にもよりますが、今日の現場やと手降ろしの時には1日に2回走れたらいい方やと思っていました。それがレッカーを使うと5回も走れるんです。
倍以上の効率ですね。私1人では間に合わなくて職人さんにも1回走ってもらいました。これくらいスムーズに瓦降ろしが出来ると後の仕事の段取りも組みやすいです。