姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

楽しそうな顔を見てると定期的にやってもいいかな?って思います。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
なんかあっという間に11月が終わろうとしてる気がします。今月は特に台風の修理に振り回されて気が付いたら1週間終わってるというパターンが多かったので余計にそう感じるのかも。
年末に向けてしっかりと仕事をこなしていきたいと思います。

 

一般向けに粘土瓦工作体験をやってみました。

 

これまで小学校で90人~100人とか当社で20人とかのそこそこ大人数での粘土瓦工作体験はやってきましたが、一般の方相手に少人数でというのはやってませんでした。
単純に時間がなかなか取れなかったというのもあるし、付きっ切りでやるとなるとついつい手を出してしまって個性が出なくなるかも?っていう心配もあったからです。
なによりうちでそういう体験が出来るという事を知られていないので問い合わせもなかったんですよね。
それが先日、小学校での鯱つくり体験の話を聞いて「やってみたい」という申し込みがありました。小学2年生の男の子の夏休みの宿題の工作に困ってるんよ~って事で、今回作ったものは来年の夏休みの工作として提出されるそうです。

 

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お題なしで自由にやってもらったら収拾が付きません。

 

小学2年生なのでいつも教えてる5年生よりもかなり年齢は下です。いきなり「鯱」って言っても難しいかな?って思って最初は自由にやってもらったら、粘土を捏ねていろいろ作ってはみるけど、最終的にどんな物を作ったらいいのかという案がまとまらず収拾がつかなくなりました。
それで結局、見本の鯱を持ってきて「これ作ってみる?」って聞くとめちゃくちゃ乗り気になって「おんなじの作る!」ってこれまでにない集中力を発揮しました。
幼稚園児の弟君も一緒になって粘土遊びしてるけど、こっちはお兄ちゃんほど集中出来ないようで一通り粘土の感触を楽しんで、お兄ちゃんと同じように小さい鯱を作ったらそこで集中力が切れたようです。

 

子供の集中力を見習わないといけませんね。

 

一度集中しだすと、完成するまで一気に作り上げたお兄ちゃん。本人的に満足の行く出来上がりになったみたいで迎えにきたお母さんに自慢気に完成した鯱を見せていました。
もっともそのままやと乾燥させた段階で壊れてしまいそうな部分があったのでそこは本人の了解を得て、出来るだけ個性を壊さないようにしながら手直ししていきます。
子供ってやたらと細く、薄く作ろうとするのでそういう部分に土を足して元の形と同じような造形になるように形作って・・・。
後は日陰でゆっくりと乾燥させてから淡路の窯元へ持って行って焼いてもらうと完成です。
しょっちゅうやるのは難しいけど、夏休みとか冬休みみたいな長期の休みの間に1日か2日、こういうワークショップをやるのも面白いなぁ。