姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分の原点になっている仕事は何なのか、再認識する事は大事ですね。

こんばんは。


姫路の瓦工事店の表(おもて)です。
相変わらず天気安定しませんね。予報にない雨で職人さんが濡れ
て帰ってくるのが心配です。
そんな今日は一八会の例会やったんで、ブログのアップが遅くな
りました。

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事業規模が大きくなるほどこだわる事が難しい?

 

社長業をやっていると丸一日現場に出て作業する時間ってなかな
か取れませんが、どうにも仕事が回らない時は私自身が現場に出
ています。
本当は私は現場仕事をせずに職人さんにやってもらわないといけ
ないんですよね。私自身が出張る方が早い場合も多いしあまりお
客さんに待ってもらうわけにはいかない事もあり月に2~3回は
現場で修理仕事をやってます。
最近、大きな会社の社長さんと話する事があったんですが、どう
にも話が噛み合わないなぁって感じるんです。
私は自分の仕事の原点は屋根の上で和瓦を葺く事やと思ってて、
会社としてもその仕事が一番の基本やと思ってるんですが、事業
規模が大きくなってくるとそういうこだわりは後回しにして、と
にかく仕事量を確保しないといけないんですね。

 

現場仕事だけでも営業だけでも会議だけでもダメなんですね。

 

姫路近辺の瓦工事店に特に多いんですが、社長自身も現場に出て
いて現場作業さえしていればいいって考えの方もいらっしゃいま
す。逆に自分は一切現場に出た事がなくて営業だけやったり、会
議だけしている社長さんもいらっしゃいます。
そういう社長さん達ってちょっと反目しあってたりするんですよ
ねぇ。お互いのいい所を真似したらいいのにって思うんですが、
なかなかそれが出来ないようです。
私は営業してきて仕事を確保するのが社長の一番の仕事やとは思
うけど、だからって現場の作業は一切出来なくてもいいとは思い
ません。現場での仕事を理解してこそ職人さんに指示も出せるし
説得力も生まれると思うんです。
まぁ、現場仕事が出来るからってあんまり細かく指示してしまう
と職人さんが自分で考えなくなるのでそれはそれで問題ありなん
ですが。

 

何事もバランスが大事ですね。

 

結局、何をするにしてもバランスが大事やっていう当たり前な結
論になってしまうんですが、自分の原点をちゃんと認識している
のと知らずになんとなくで仕事してしまうのとで、着地点が大き
く変わってくると思うんです。
自分が本当にやりたい原点の仕事はどれだけ会社を大きくしても
忘れないようにしたいなぁ。
まずは会社を大きくするよりは足元をしっかり固める事が大事な
んですが。