姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

便利やから幸せやとは限らないですね。コンビニの功罪について考えてみました。

こんばんは。


姫路の瓦工事店の表(おもて)です。
世間はまだバレンタインの余韻があちこちに残っていますね。特
にコンビニのチョコレートの売れ残りコーナーがすごいです。
今年は母と嫁さんと事務員さんからチョコレートをもらいました。
嫁さんのは手作りですぐに食べてしまったので写真は母からのも
のです。

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食品関係の売り込み戦略が文化になってきています。

 

私が学生の頃はまだまだ「女性から男性へ」って合言葉でした。
今はただ単に「チョコレートを食べる日」になってるようですね。
友チョコとか自分チョコとかって聞くとお菓子メーカーの戦略は
大成功やなぁって思います。
12月のクリスマスケーキに始まって、1月のお節に七草粥、2
月の恵方巻とバレンタインと年末から年始にかけての食品業界は
イベント盛り沢山で売り込み合戦がすごい事になっています。
最近はコンビニのおかげで恵方巻も全国区になってきましたが、
もともとは大阪発祥って説のようです。私が小さい頃から毎年や
っていたので全国どこででもやってるものやと思ってたんですが、
全国に広まったのはここ15年ほどの事なんですね。

 

フードロスが問題になっています。

 

バレンタインのチョコレートはまだ賞味期限とか長いから期間が
過ぎてもまだ売れますが、クリスマスケーキや恵方巻のような生
ものに関しては売れ残りの廃棄処分が「フードロス」としてやっ
と問題として取り上げられるようになってきました。
コンビニなど食品小売り業の慣例としての賞味期限のルールのせ
いで店頭にも並ばずに廃棄されてる食品が多いって事は少し前に
ニュースになってたのを思い出しました。
戦後の厳しい時代を乗り越えてきた世代が目指した豊かな国にな
ってきたって事なんかもしれません。
でもお金出したらいつでもどこでも誰でも食べ物が手に入るって
事はそれだけ無駄が多いって事ですよね。

 

「ちょっと不便」が一番生活を楽しめます。

 

私は個人的にはなんでも便利になり過ぎると生活に楽しみがなく
なると思っています。少し不便な事を自分で工夫して便利にする
ならともかく最初から便利やと何も工夫しなくなって、モノを考
えなくなるって思うからです。
コンビニって確かに便利やけど、別に24時間じゃなくてもその
便利さって変わらない気がするんです。
日本全国どこにいても同じものが手に入る、同じ味の料理が食べ
られるって事も確かに贅沢やけど地域によって好まれる味とか、
手に入るものが違うって事を認める事が出来た業界が生き残って
いけるんじゃないかな。