姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

熱中症により注意が必要な季節になってきました。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
近所の田んぼにも水が入り出したのでそろそろ田植えが始まりそうです。家の裏の田んぼが分譲されてしまったので蛙の声が少し遠ざかってしまったのでちょっと寂しいです。

 

雨が上がって気温も上がってきました。

 

少し前から5月とは思えない気温が続いていますね。雨が降った昨日はちょっとマシやったけど、今日はまた晴天で仕事日和やったので瓦揚げしてても汗だくになりました。

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毎年の事なんですが、だいたいGWを過ぎるあたりから本格的に日焼けするようになってきて、梅雨入り前の今の時期が一番熱中症になりやすい季節です。
朝夕が少し涼しいので現場に行く時にはそんなに水分が必要になるとは考えずに出てしまって熱中症になる人が多いみたいです。

 

屋根工事業は熱中症と隣合わせの仕事です。

 

10年ほど前には今ほど熱中症に注意って言われてなかったように思います。最近は毎年のようにテレビの天気予報で最高気温が何度で熱中症の危険度が発表されて「不要不急の外出は控えてください」ってメディアが言ってますが、普段から炎天下で仕事をしている身としては仕事せなあかんのに外出控えろって言われてもなぁって気分になります。
瓦の仕事って直射日光で暑いだけじゃないんですよねぇ。瓦は日光を反射するので下からの照り返しもかなり強烈なんです。
上と下から赤外線でコンガリって料理みたいな言い回しやけど、実際はそんなに生易しいものではなく、夏場は毎日のように熱中症一歩手前の状態まで追い込まれています。

 

水分だけじゃ足りないんです。

 

よく水分補給って言いますが、熱中症(一歩手前)の対処としては水分だけでは足りません。症状が出てしまうと仕事どころではなくなるので、そうならないように昔は塩や岩塩をなめている職人さんも多かったみたいです。
今は現場管理がしっかりし始めたので夏場であれば30分~45分程度に1回は水分補給のための小休憩を入れるように指導しています。症状が出てしまうとスポーツドリンク程度では焼け石に水で効果がないので熱中症の症状を出さないようにするのが第一ですね。
夏場の酷暑の中で仕事をするために梅雨前から体を慣らして行ってる瓦職人でも悲鳴を上げてしまう季節なので、皆さんもくれぐれも熱中症には注意してください。