姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

ドローンで屋根点検という新しい事業を始めるのは不安やけど楽しみでもあります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
ここ最近は現場が会社から遠いところばっかりやったので、施工中の現場を回るとそれだけで半日過ぎてしまったりしてたんですが、1件完了して少し楽になりました。もうすぐもう1件も完了するので、それで移動時間がかなり短縮されそうです。

 

ドローンで屋根点検をするというのは賛否両論あります。

 

ドローンを導入して本格的に運用し始めて1ヵ月と少し経ちました。まだまだ実績としては少ないんですが、概ねよい評価を頂いています。まだまだ試験運用の段階なのでこれからいろいろと詳細を詰めていかないといけないんですが。
そしてドローンを使った屋根の点検をすると人に話した時の反応は見事に二極化しています。1つは「スゴイ!確かに屋根の上の点検やったらドローンがあったらいいね」という肯定的な意見。逆に「落ちたらどうするん?」とか「周りの家から苦情が来そう」というような否定的な意見も聞きます。
新しい事やから賛否両論あるのは当然なんですが、面白い事に否定的な意見はほとんどが同業者から出てくるんですよね。もちろん「面白そう」とか「使うの難しい?」と興味津々に聞いてくる人も多かったんですが。

 

新しい事を始めるのは不安がいっぱいです。

 

私自身、新しい事を始めるのは不安がないとは言えません。むしろ不安はいっぱいです。それでも現状維持でいいやって思ってたら衰退する一方なので何か前に進むために始めないとって感じていました。ドローンによる点検がこの先どうなっていくのかはまだまだ未知数やけど、同業者が感じているほど不安ばかりではないと思っています。
全ての瓦屋さんが持ってそこら中でドローンが飛び回っているという光景は想像できないけど、一定の範囲に1件なり2件なりがドローンを持っていて点検するという形の未来は当たり前になってくると思っています。
そんな今日は友人がやっている会社から点検を依頼されて撮影してきました。畳屋さんです。同じ住宅関係の仕事と言う事でコラボして何か出来ないかな?って話をしてたんですが、まず自社の点検をしてみてお客さんにもこんな事が出来ると提案してみると言ってくれました。こんな風に繋がっていくと嬉しいですね。

 

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災害時の点検で一番威力を発揮します。

 

そしてドローンを使ってみて一番感じた事はドローンによる点検が一番威力を発揮するのは災害時の被災状況の把握ではないかと思います。台風なり地震なりで被害が出た時に我々瓦屋さんがお客さんに修理を依頼された時に一番手を取られるのが最初の調査なんです。修理の見積もりをするにもまず屋根に上がって状況を確認して・・・という手間がかなり軽減されるはずです。被災した屋根に上がるのはかなり危険な作業になるので安全性もかなり増します。
まだまだ導入段階でいろいろと試行錯誤の段階やけど使えば使うほどいろいろな可能性を感じる事が出来て楽しいです。