姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

三方よしの屋根点検というプロジェクトに参加しています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
姫路は雨です。今日の雨は梅雨らしい雨の降り方をしています。珍しく予報通りなので後回しにしていた書類仕事や片付けなどをしていました。来週も雨続きな予報なので着工予定の現場をどうするのか頭を悩ませないとです。

 

点検と言えども屋根の上は危険な場所です。

 

我々、屋根工事業者は普段、雨漏りの調査や葺き替え工事の依頼を受けた時に無料でやっている事が多いです。調査や見積もりの依頼から工事に繋がる事が多かった時代、わざわざ点検を有料にしなくても十分に仕事量も収益も確保出来ていた事から、無料でするのが当たり前になっているんです。
でも基本的に屋根の上というのはとても危険な場所です。いくら慣れているとは言っても屋根の上に点検に上がって、万が一の事があったらその後の保障は何もないんです。
本来であれば危険作業なので有料でやる事なんですよね。
でも長年の慣習からなかなか有料化は出来ていません。恐らくこれからも有料化するのは難しいです。でもここ数年でドローンを使った屋根の点検が出来るようになってきたのでかなり安全性は増しています。

 

三方よしの屋根点検というプロジェクトがあります。

 

先日、「三方よしの屋根点検」という被災地支援プロジェクトに参加させて頂きました。

https://yanetenken.base.shop/

このプロジェクトは志村けんさんの出身地として有名な東京都東村山市の建築板金工事業「ウチノ板金」の内野友和さんが始められたもので、簡単に言うと有料で屋根の点検をドローンで行って、その費用を地震や台風で被害を受けた被災地への寄付にするという被災地支援プロジェクトです。屋根点検をする業者さんはボランティアで屋根点検をする事になりますが、その代わりに地元でのお客さんとの繋がりを持つ事が出来るんです。これまではドローンを使っている業者が個々で活動しているだけやったので、なかなかドローンによる屋根の点検が周知出来ていなかったんです。
でもこんな風に全国の業者が賛同して活動する事でかなりアピール出来るようになりました。

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ドローン使いの仲間の顔合わせでした。

 

昨日、「三方よし」に賛同した全国の屋根工事業者がZoomを使って顔合わせをしたんです。久し振りの方もいらっしゃいましたが、はじめましての方の方が多くてちょっと緊張しました。
短い時間やったので、なかなか打ち解けるというところまではいけなかったんですが、皆さんかなり早い段階からドローンを活用されていて、いろいろな事例を聞かせてもらえたのが嬉しかったです。
なかなかドローンを使っての点検でも有料にするのは難しいんですが、この「三方よし」のプロジェクトでドローンを使うのが当たり前になるといいなぁ。