姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

大阪や神戸と言った都市圏へのアクセスはメリットでもありデメリットでもあります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
母が留守になると親父が母の机の上を勝手に片付けます。色んな書類が山積みになってしまってるので、片付けられても仕方ない部分はあるんですが、自分宛ての書類まで全部母に管理させている父にも問題があります。居ない間に勝手に触るのはマナー違反やっていくら言っても聞く耳持ちません。人の話に耳を傾けないのは昔からですが、最近は特にその傾向が顕著になってます。困ったもんです。

 

姫路で宿泊を伴う観光をしているのは全体の14%未満だそうです。


2015年に平成の大修理が完了して以降、姫路城への観光客はかなり多くなっています。入城料を値上げした事もあって、平成の大修理にかけた予算のうち姫路市負担分は最初の1年で回収し終わったという噂も聞くほどなんです。

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思えば平成の大修理で天守閣に入れなくなる直前の2008年頃には観光バスが一日に何十台も乗りつけてきていたし、修理中も素屋根足場を見学できる仕様にしていたので観光客の減少は想定していたよりも少なかったのかもしれません。
先日新聞でも読んだんですが、ネットのニュースにもなった記事があります。姫路に観光に来る人のうち、姫路で宿泊しているのは全体の14%未満だとの事です。確かに姫路は観光ホテルや旅館の数が少ないのでお城だけ見てすぐに移動してしまう人が多いように感じます。

www.sankei.com

 

駅も近いし駐車場も大きいのでアクセスは抜群にいいんです。

 

姫路城は駅から徒歩でも行けるし、すぐ近くにかなり大きい駐車場もあるので、観光地としてのアクセスは抜群にいいと思います。でもアクセスが良すぎるんですね。駅から歩いてお城に向かう人はまだ途中で休憩したりご飯食べたりして滞在時間が比較的長くなるんですが、バスでお城に来られる人は本当にお城だけ見学してすぐに移動してしまいます。お土産物を売る店も駐車場の近くに固まって数件あるだけなので、姫路の街全体で見ると観光収入というのはほとんど姫路城の入場料と駐車場代だけと言えるかもしれません。

観光で目的地1つだけに行って終わりでは寂しいです。

 

せっかく観光に行ったのに目的地にしている名所だけを覚えていてその周辺の街とかその地域の名物とかを食べないのって勿体ないって思いませんか??姫路城は確かにスゴい場所やし、見応え十分やけどお城だけ見てすぐに移動となると姫路の印象ってほとんど残らないですよね?
でも姫路に住んでいて思うのは姫路城の周辺で姫路らしい体験ってあまり出来ないなぁって事なんです。特に車でお城に行くと駐車場の問題もあるし、街歩き出来るような町並みもないので車で移動してゆっくりご飯が食べられる所に行くというのは納得出来てしまうんですよね。実際、平成の大修理前の観光バスの行先表示が「姫路城見学と丹波篠山で食べるボタン鍋神戸港クルーズ」ってなっていた事があります。地元民からしたらどれだけ移動するの??って思うルートですが他の地域から来て欲張るならある意味兵庫県満喫なツアーです。
でも姫路にも美味しいものはいっぱいあるし、お城の他にもいろいろ見所があるのでもっとゆっくりして欲しいって思います。そういう街づくりをしていかないと勿体ないです。