姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

地震や台風などで広域に被害が出たらと思うとゾッとします。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
数年前までは神戸や大阪へ移動する時にはよく電車を利用していました。その時は乗っている間はいつも何冊か本を鞄に入れていて移動の間は読書の時間やったんです。それが最近は電車での移動が激減してしまって本を読む時間も減ってしまいました。
特にこの1カ月は走り回ってばかりやったので電車に乗る機会があっても睡眠時間になってしまっているのがちょっともったいないです。積読本もかなり溜まっているので消化したいんですが、減らすよりも増える数の方が多いのはプラモデルと同じですね。

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地域が限られている雹被害でもかなりバタバタしています。

 

4月16日に降った雹による被害は1カ月近く経った今でもまだまだ現場の調査に回り切れていない状況です。被害が大きいのは姫路から明石にかけての沿岸部で被災箇所も軒樋とかカーポート、波板などがほとんどですね。自動車の被害はもっと多いみたいですが。
自然災害としてはかなり狭い範囲での発生やと思うんですが、それでも住宅関係の仕事をしている人は少なからず影響を受けてかなりバタバタしています。

 

台風や地震は範囲が段違いに広くなります。

 

私が経験した自然災害は何度かの台風と高校生の時に発生した阪神・淡路大震災、それに2018年の大阪の地震ですね。どれも被災した地域の範囲がめちゃくちゃ広くて仕事はパニックになりました。
建築関係の業者の数も職人さんの数も今よりも遥かに多い時期の被災やったけど、それでも大パニックになるくらい範囲も広いし被災件数も多かったんです。
復旧するのに他の地域からの応援に来てもらっても年単位の時間がかかりました。

 

ノウハウを蓄積していてもマンパワーが足りません。

 

何度かの自然災害を経験して、更に他の地域の震災の復旧に応援で行ったりもしてそれなりに復旧工事をする時のノウハウは蓄積出来てはいます。だから阪神・淡路大震災の頃に比べたら今の方がずっと効率的に動けるし、現場調査や復旧工事の段取りは手早く出来るはずなんですが、今は圧倒的にマンパワーが足りません。他地域から応援に来てもらうにしても職人さんの数の減少は全国的なものなので30年前ほど人を集められないんですよね。それだけ復旧するのに時間がかかってしまうという事です。
姫路は比較的災害が少ない場所ではあるけど、絶対に被災しないとは言えないし、仮に姫路は大丈夫でも近くで災害が起きるとパニックになるのは間違いないので、それを考えるとかなりゾッとします。
いざという時に動けるように備えておかないとです。