姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

災害が起こると必ず悪徳業者が動きます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朔矢は11カ月を目前にして行動範囲が凄く広くなっています。ハイハイするスピードはますます速くなってるし、掴まり立ちや伝い歩きが出来るようになって自分の興味があるもののところへ自分で移動する事を覚えてしまったので、最近は本当に目が離せなくなってきました。この間は母屋の階段を1段だけやけど自力で上がれるようになってしまったので、歩くようになるのも時間の問題ですね。

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能登半島地震から10日が過ぎました。

 

元日の夕方に地震が起きてから今日で10日になります。被害の全容はまだ完全には判明していませんが、周辺地域も含めて少しずつ復旧に向けて動き出しています。そんな中、各地から災害復旧のために自治体や自衛隊などが現地入りしていますが、民間のボランティアなどはまだまだ受け入れ態勢が整っていません。
態勢が整っていないにも関わらず現地入りしてトラブルになっているところもあるみたいですね。

 

悪徳業者の動きはめちゃくちゃ早いです。

 

災害が起きると復旧工事の関係で瓦業界もかなりバタバタするんですが、阪神淡路大震災以降、災害時のノウハウは積み上げられています。あまりに早く動き過ぎると受け入れ態勢が整っていなくて逆に身動き取れなくなってしまう事も分かっているので、業界全体で大きく動くのは慎重に時期を見極めていて、先遣隊が現地でどんな活動が出来るのかを把握するために派遣されている状態ですね。
そんな中で一番早く動くのが悪徳業者です。ちゃんとした職人さんが現地入りしてしまうと悪徳業者は仕事がやり難くなるので、本職が入る前に動き出すんです。

 

依頼もないのに勝手に修理したりはしません。

 

このブログでも何度も取り上げていますが、真っ当な職人さんや会社は依頼もないのに勝手に屋根に上がったり訪問したりしません。例え仕事をしている現場の隣の屋根に不具合があったとしてもです。それは私たちの仕事がボランティアでは出来ないからです。
災害の時にはどうしても「早く直さないと」って気持ちになるし、通常の精神状態ではいられないので判断力が低下しがちですが、頼んでもいないのに「修理に来ました」とかいう人が来た時はどうか一度深呼吸して冷静になってください。
そして1人では判断せずに誰か知り合いに相談してみてください。専門家じゃなくても1人よりは2人、2人よりは3人の方が騙されにくいです。