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姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

後世に残すってとても難しい事なんやって実感します。

こんばんは。

 


一度暑さが緩むと次の熱波に耐えるのが難しくなりますね。

エアコンは出来るだけつけないようにしようと思っていますが、帰宅すると

家の中が耐えられない温度になっててついついつけてしまいます。

寝るまでに出来るだけ部屋を冷やして、就寝中はエアコンはつけないように

していますが、寝汗がすごい事になっています。(^^;

 

今日は久し振りに本を紹介したいと思います。

万城目学・門井慶喜 著

ぼくらの近代建築デラックス!

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著者の門井さんと万城目さんが大阪・京都・神戸・横浜・東京に残っている

名建築を訪ね歩いてちょっと辛口も交えながら紹介していくっていう、かなり

マニアックな一冊です。

万城目学さんと言えば「鴨川ホルモー」や「プリンセストヨトミ」など

映画化されるような小説を執筆されている私の好きな作家さんの1人で、

万城目さんの名前に惹かれて買ってみました。

大阪市中央公会堂や神戸の御影公会堂、海岸ビルは間近で見たことがあるので

取り上げられてるのを見て嬉しくなりました。

他にも有名な建築物がたくさん収録されていて、のんびりゆっくり全部

見て回りたいなぁって思わされてしまいます。

 

そんな名建築群ですが、はっきり言って今まで残っているのはほとんど

奇跡です。

どの建築物も解体や建て替えの話が出たけど、色んな事情で偶然残り、その後

保存しようって流れになっています。

価値があるから残ったのではなく、残ったから価値が出たんです。

戦災や震災で維持できなくなったものも多いです。

解体された建物の中には価値(歴史的にも建築学的にも)があったものも

ありました。

それでも持ち主がそこに価値を見出せなければどんどんなくなっていきます。

 

これってこれから新しく建てられる建築にも当てはまるんですよねぇ。

今はそれほど価値があるとは思われていなくても、残る事によって価値が

出るものもあれば最新の技術で設計・施工されていて今話題になっていても

残らないものもあると思います。

瓦屋として、100年後も瓦には価値があると認められるように活動して

いきたい。

そんな風に気合を入れ直すきっかけをくれた一冊でした。