姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

いよいよ最後の建物の解体に着手です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
事務所の机の配置は今の事務所が出来た時に決めた後、私が入社した事によって少し変わりました。机が1つ増えた程度ですが。それから15年以上配置は変えていません。でも15年も経つといろいろと使っている電子機器は更新されているわけで、その度に配線が変わったりもしているんですが、なかなか思い切って整理出来てなかったんですよね。それを今回は見直す事にして今日、工事をしてもらいました。かなり無駄な配線が残っていたみたいで、それがすっきり出来たのでかなり満足です。

 

解体は順調に進んでいます。

 

倉庫の解体は順調に進んでいます。順調過ぎて倉庫の中の片付けがギリギリになったりもして、かなり慌てましたがなんとか解体の邪魔にならないようには出来ているんじゃないかと思います。ただ、敷地が広いのをいいことスペースが空いたらとにかく倉庫の中のものを出して並べるといった感じで広げているので、この後地上げが始まったらそれらを大移動させないといけないのが今から怖いですね。

 

「だるま窯」で作った瓦が撤去されました。

 

最後に残った建物はもともと窯があった建物です。ガス窯にした時に建てられたもので屋根は瓦葺きでした。その瓦は祖父が「だるま窯」で焼いたものです。

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多分、うちの会社のだるま窯で焼いた最後の瓦になるんじゃないかなぁ。母は当時の事を知っているはずですが、当時は私が2歳ですぐ下の弟が産まれたばかりの頃なのであまり記憶にないみたいです。叔母もなんとなくは知っているけど詳細は覚えていないとの事でした。
そういう歴史の事を父に記録として残しておいて欲しいって話をしていたんですが結局出来ないままでした。

 

もうすぐ更地になります。

 

解体屋さんは明日作業をしたら次は土曜日に作業に来る事になっています。建物が大きいとは言ってもそれで建物の大部分の解体が完了してしまうんじゃないかと思っています。もちろん、土間のコンクリートや基礎なども解体しないといけないけど、それでも連休が明けてそう時間がかからずに倉庫の部分は更地になってしまうって事ですね。
解体が始まったらあっという間でした。営業もしながら田植えもしながらやけどなんとか新しい倉庫を建てて溢れそうな荷物を早いとこ片付けたいです。