姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

年末の風物詩、「今年の漢字」が発表されました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
寒い日が続いてますね。今日は屋根に雪が少しだけ残ってました。凍ってなかったのですぐに仕事にかかれましたが。
今週いっぱいはルミナリエもやってるので行かれる方はあったかくしてくださいね~。

 

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今年の漢字は「北」だそうです。

 

先日、「今年の漢字」が発表されました。今年は「北」だそうです。北朝鮮の問題やら北海道のじゃがいも不作や九州北部豪雨災害などどちらかというと悪いイメージしかないんですが、過去には「変」や「災」「戦」なども選ばれてるので良いイメージの漢字ばかりではないんですね。
この今年の漢字、日本漢字検定協会が日本語・漢字の普及啓発活動として一般から公募で選んでるんですね。清水寺で揮毫されてるのでもっと公的な何かやと一時期思ってたので、漢検協会やって知った時はびっくりしました。
今年の漢字」がスタートしたのは阪神・淡路大震災のあった1995年で、その時の漢字は「震」でした。それから毎年の年末の風物詩みたいになってますが、歴代の漢字を見てみると意外と悪い印象の漢字が多いんです。それだけ印象に残るって事なんでしょうね。

 

公募だから同じ漢字が選ばれる事もあります。

 

これまでに「金」という漢字が3回選ばれています。それ以外は全部違う漢字なんですが、オリンピックイヤーには「金」が選ばれやすいんですね。この調子でいくと2020年も「金」かな?
ちなみに今年の公募で集まった漢字のTOP10は「北」「政」「不」「核」「新」「選」「乱」「変」「倫」「暴」という順番やったみたいです。
あまり良い印象を受ける漢字がないのはそれだけ不安定な1年やとみんなが思ってたからなんかもしれへんけど、これって報道が流すニュースによって大きく変わる気がします。
今年も悪いニュースばかりじゃなかったはずやのに、1つ悪いニュースが出るとずっとそればっかりやってて印象が固定されてしまうんですよね。

 

20年続くと風物詩になるんですね。

 

実は「今年の漢字」には仕掛け人がいたんです。企業や自治体ののPRを業務としている方で殿村美樹さんという方です。2年くらい前にテレビで見るまで全く知らなかったんですが、有名どころでは「うどん県」や「ひこにゃん」「佐世保バーガー」などのPRを手掛けてそれぞれの知名度を全国区にした方です。
今年の漢字清水寺で住職に漢字を大書してもらうっていうパフォーマンスで注目を集めて、お金を掛けずにPRして成功していますね。20年以上も続くと毎年の恒例行事というか風物詩になっていて、年末になると「今年は(漢字)何やろ?」って話題にしています。
業界内だけで考えてても新しい考えってなかなか出てこないので外部の人の話を聞いてみるのも面白いかなぁ。