姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

鯱つくり体験は大人も夢中になるんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
瓦業界で使われる文字を漢字で書こうとすると意外と書けない人が多いんですよね。まず「瓦」という字が難しいみたいです。「互」になったりするけど、まだ実在の漢字なだけマシで「互」の真ん中に点がついた字が創作されたりします。他にも「鯱」や「甍」など書くのも読むのも難しい字が日常的に使われています。

 

鯱つくり体験も33年目になります。

 

私が小学5年生の時に始まった鯱つくり体験は今年で33年目になります。途中で中断していた期間があるので、33回目ではないんですが、私がやるようになってからでも10年以上が経っています。
今年は先生方も2回目とか3回目の体験やったので、ちょっと慣れが出てきてたんですが、うちの事務員さんは初体験やったのでとても面白かったみたいです。
時間を忘れて熱中してしまったとの感想をもらいました。

 

大人が熱中している姿を見て子供も集中します。

 

毎年やっている鯱つくり体験ですが、いつもお手伝いしてくれる人がいるわけではないんです。私と父だけでやった年もあるんですが、その時はバタバタしてめっちゃ疲れた事を覚えています。しかも子供たちもなかなか集中してくれないんですよね。
私たちは教える事に必死で遊び始めた子供に注意をする事も出来なかったんです。先生も子供がいう事を聞かずに手を焼いていたように思います。
でも担任の先生や校長先生が一緒に鯱つくりをした年には子供たちはめっちゃ集中していてほとんど遊ばなかったんです。

 

個性豊かな鯱が出来上がりました。

 

今年は事務員さんの他にもお手伝いに来てくださった方がいて、先生も2つ目の鯱を作るのに熱中していた事もあって、生徒たちも自分の鯱を作るのに一生懸命になっていました。

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そして今年もいろいろな鯱が出来上がりました。まだ焼き上がっていないけど、それぞれに思い思いの鯱を作っていました。私は毎年のごとく余った粘土で小さい鯱を作って見本にしてたら、「もっと作って」ってリクエストされて大変でした。
毎年の事ですが、小さいのを作るとみんな小さいのを作りたがるんですよね。大きい方が作るの簡単やのに小さい方が可愛いって思うんですかねぇ。