姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

空き家の問題はまだまだ軽く見られているようです。

こんにちは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先日ネットで見つけてつい買ってしまったものがあります。Bluetoothでスマホと連携するキーボードです。折り畳み式で薄くて小さいので持ち運びにも便利なんです。ブログを毎日書くようになってもうすぐ丸2年、会社や自宅で書く分にはパソコンなので問題ないんですが、旅行した時や電車の中など出先の場合はスマホで書くのが少し大変やったんです。これで少しは書きやすくなるかな?

 

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持ち主が地元に居ない空き物件がかなり多いみたいです。

 

先日から相談を受けている姫路の隣の隣の市のとある商店街の物件なんですが、一軒の建物を隣とシェアしている店舗なんです。その隣は長い時間空き店舗になっていて、屋根も建物もボロボロになっていて、相談のあった物件はきちんとメンテナンスしてあるんです。
相談を受けたのは先日の大雨の前やったんですが、その時点で雨漏りがかなりひどい状態でした。そして雨漏りの原因はどうやらとなりの樋が詰って溢れた水が逆流した事のようなんです。
そこで持ち主の方が管理している不動産屋さんに連絡を入れると不動産屋さんは「鍵を預かっているだけやから持ち主に言ってくれ」と取り合ってくれず、県外に住んでいるらしい持ち主は連絡をしても完全に無視。たまりかねた施主さんが市役所に連絡を入れたら、「当事者同士で話して解決してください。」という対応やったそうです。ちなみに空き家対策課やったそうです。

 

空き家対策課はあっても職員さんは専門家ではないようです。

 

空き家になってから期間が長い物件については放置しておくと危険な物件に関しては行政代執行が出来るように法整備がされました。所謂「空き家法」です。実際にどれくらい適用されているのか詳しくは知らないんですが、まだまだ適用実績が少なくて役所側は前例がないからと動いてくれないようですね。
私が相談を受けている物件でも雨漏りが照明器具の部分に集中していて場合によっては漏電の可能性もあるんですが、それを伝えても役所は木で鼻を括ったような対応やったそうです。
空き家対策課も作ったはいいけど、本当に空き家の専門家と言える人が配属されているのかは疑問ですね。「何か問題が起こった時は持ち主の方に弁償してもらう事になっています。」と仰ったそうです。

 

古い商店街やからこそ対策は急務です。

 

建物は古くても使っていたらそれほど傷みません。逆に使っていなかったら新しくてもすぐに傷みます。古くて歴史のある商店街やからこそ、空き家対策をしっかりやって盛り上げていかないと余計に寂れてしまってますます空き家が増えてしまいます。
何の為の空き家対策課なのか、何故空き家対策が必要なのかを社会全体がしっかり考えるようにしないで何でも「役所が動いてくれない」と言ってるだけでは何も変わりません。空き家問題は他人事ではなく自分の身に降りかかる問題やって事をそろそろ認識しないとです。