姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

雨漏りの調査は一筋縄ではいきません。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
5月に緊急事態宣言が解除されて以降、少しずついろいろなところで動きは出てきていましたが、6月中はまだまだ様子見の段階なのか勉強会や会議などはほとんど再開されていませんでした。リモートの環境がある所でWeb会議をやったくらいですね。
しかし7月に入って、少しずつ動きが出てきました。とは言ってもまた感染者が増加傾向にあるので油断は出来ませんが、それでも久々に顔を合わせて話が出来るというのは楽しみです。

 

雨が多くなると雨漏り調査の依頼が増えます。

 

姫路では今日は1日雨降りでした。明日も1日雨予報です。本当によく降りますね。九州では南部で大雨が降ったかと思ったら今日は北部でも大雨になっています。天気予報のマークだけでみたら梅雨らしい天気ではあるんですが、流石にちょっと降り過ぎですよね。
長雨が続くだけやとそこまで雨漏りの調査の依頼は多くないんですが、集中豪雨のように一時に大量の雨が降ると雨漏りの相談が増えます。

 

分かりやすい原因の時は「ラッキー!」って思います。

 

雨漏りの調査に行く時、現場に到着するまでは「何が原因やろ?」って凄く不安なんです。調査に行っても原因がよく分からない事も多いからです。屋根の上にあがっていろいろ調べてもそれらしい痕跡を見つけられなくて考えられる原因を1つずつ潰して様子見てくださいって言って帰ってくるしかない時には悔しいんですよね。
だから、瓦がズレたり割れたり銅板に穴が空いていたりというような分かりやすい原因の時には心の中で「ラッキー!」ってガッツポーズしてしまうんです。

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何回も調査して屋根が原因じゃない事もあります。

 

雨が降る度に調査に行って、家の中から雨漏りしている部分を確認したり、雨が止んだ直後に屋根にあがって雨漏りの跡がないか瓦をめくったりと散々調査しても原因が分からなくて、悩んでる時にふと思いついた場所が壁とか窓枠で、そこが原因やった時には脱力してしまう事もあります。
私は使った事がないんですが、最近は赤外線カメラなどを活用して雨漏りの調査をする事もあるみたいです。もちろんこれも万能ではないと思うんですが、使いこなせると物凄い武器になると思うので、なんとか導入出来ないかと企んでいます。