姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

デジタルとアナログに優劣はない。ただのツールです。

こんばんは。

姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。

今日は季節が逆戻りしたみたいに暑かったですね。祭りの本宮である明日も暑くなる予報が出ています。台風の影響で暑くなってるみたいで風強くて決して晴天ではないのに蒸し暑いというのが久々に不快でした。最近の気候が良すぎたんですね。

 

 

デジタルが優れている、アナログは劣っている?

 

インターネットやスマートフォンが普及してITが進歩すればする程何でもデジタル化が進みます。確かに場所を取らないしどこからでも情報にアクセス出来るし、検索も簡単とくれば効率化のためにもデジタル化した方がいいように感じます。

でも、だからと言ってデジタルが優れていて、アナログは劣っているっていう風に決めつけるのは早いと私は思っています。

アナログでないと分からない事もたくさんあるし、デジタル化しなかった事が有利に進む面も大いにあるんです。

セキュリティ面では特にそうですね。物理的に接触出来ないといけないアナログはデジタルよりも保護しやすいはずです。

 

電気が使えなくなったら?

 

少し前の映画「サバイバル家族」はそんな世界を描いていました。何でも電気に頼ってる現代社会は電気が使えなくなった瞬間に麻痺します。

パソコンが何台あってもただの箱です。スマホ持ってても何の役にも立ちません。

今年は地震や台風など災害が多くて、避難しないといけなかったり情報をしっかり集めなる事が重要やという話をよく耳にするんですが、停電であったりスマホの充電が切れたりして情報が伝わらないといった問題があったようです。

確かにスマホの情報収集は便利やけど依存してしまうと他の方法が考えられなくなるんですよね。

 

瓦の仕事も電気に依存してます。

 

瓦の仕事に限らず建築関係の仕事もかなり電気に依存しています。電動工具は少しずつ充電式のものが増えてきていますが、それも充電出来てこそ便利なんであって電池がなくなると全く使い物になりません。

技能検定の時には電動工具の使用が禁止されているんですが、その意味を深く考えずに「時代に合わない」って文句を言う人がたまに居ます。タガネやハンマーを使って瓦を加工するのって練習していないとなかなか上手くいかないんですが、電気が使えない現場ではそれらを使うしかないし、それが出来るか出来ないかで電動工具を使った時の仕上がりやスピードも変わってくるので私は基本技能やと思っています。

修理の時には特に電動工具を用意している間に作業を終わらせる事も出来るので便利です。

デジタルだけに特化するのもアナログに固執し過ぎるのもどちらも弊害はあるのでバランスよく使い分け出来るように準備しておかないとですね。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20181006222056j:image