こんにちは。
今日もいい天気でした。
当社はカレンダー通りのGWなので今日も仕事でした。
昨日、友人から一通のメッセージがありました。
「かわらの歴史や役目など基本的な事をかわらの基礎講座として
教えてほしい。それがあると発信してる内容がもっとよく分かるから。」
との事です。
確かに自分の仕事の内容は毎日やってて当たり前の部分の説明は
一切やらずにいきなりブログ始めてしまったから、同じ業界の人に
しか分からないような内容になってしまってるなぁって反省しました。
って事で今日のブログは「瓦ってなに?」ってお題にします。
そもそも瓦ってどんなものなのか。
国語辞典には「粘土を一定の形に焼き固めたもの。主に屋根に葺く。」
とあります。
日本工業規格(JIS)では「粘土かわら」と規定されています。
今は屋根に施工されている材料全般を指して「瓦」と呼ばれるので
区別するためです。
基本的に瓦業界の人間が「瓦」と呼ぶのはこの粘土瓦です。
他の屋根材としては「スレート」「セメント」「金属」「新建材」
があります。
他にも製法や形によってもいろいろな分類がありますが、
今回はとくに「桟瓦」について説明します。
一般に瓦と言われて一番イメージされる形やと思いたいものです。
この形になったのは江戸時代中期頃と言われています。
つまり300年間基本的な形は変わっていないんです。
それだけ完成された形なんだと思っています。
もちろん、300年の間に細かい変更はいろいろありますが、
それはまたの機会に。
写真の瓦は「いぶし瓦」と言います。
昔は松の葉っぱを窯に入れて燻して作ったから「いぶし瓦」です。
割っても断面はいぶし色です。
形は同じでも赤とか青とかグレーみたいに様々な色に発色しているものは
「釉薬瓦」といいますが、コレもまた後日。
語り出すと止まらなくなりそうなので今日はここまでにしときます。
あれこれ書きたい事が多過ぎてまとまらないのでボチボチと瓦講座の
形にしていこうと思います。