姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

準備する方も大変なんです。技能検定講習会を明日行います。

こんばんは。

 

姫路の瓦屋さん表(おもて)です。
毎日書き出しが天気なのもどうかと思うんですが、これだけ冷え
込んで滅多に雪が降らへんはずの姫路で雪が降るかもって予報が
出るとどうしても天気が気になりますね。
休みの日に降るのはいいんですが月曜まで残るのは勘弁して欲し
いなぁ。

 

日曜日やけど仕事です。

 

建築業界は基本的に土曜日も当たり前に仕事です。店舗や会社は
休みになっても現場は休みになる事はありませんし、残業って概
念もほぼないです。ブラック企業と言われる危険性が一番高いの
が建築業やと思います。
土曜日も現場での仕事をするのが当たり前になっているので技能
士などの資格試験は日曜に行われる事になります。
本番は来週の29日で明日は講習会です。1人で練習していると
なかなか試験の雰囲気に慣れないので本番と同じ時間割で講習会
を行って少しでも慣れたら合格率も上がるかな?って事でここ数
年は毎年開催されています。
2週続けて日曜が潰れてしまうのは残念ですが、毎年の恒例行事
なので仕方ないかと諦めています。

 

今年の講習会場は表瓦㈱です。

 

昨年まで講習会や検定の本番を行っていた場所が使えなくなりま
した。講習も本番も同じところだったので準備などもやり易かっ
たんですが残念です。
今年の検定本番は神戸技術専門学院というところです。そして講
習会はなんと表瓦㈱なんです。

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うちで講習会をやるって聞かされた時は架台を置く場所を確保出
来るんか?って思ったけど倉庫を頑張って片付けた結果なんとか
架台を設置する事が出来ました。
今日の土曜日が終わってから準備を手伝ってくれる人が集まって
明日の講習会場の設営をして、なんとか8時過ぎに終える事が出
来ました。本番よりも受講する人数は少ないけど準備する人数も
少ないのでいいシミュレーションになりました。

 

準備と後片付けがめっちゃ大変なんです。

 

講習や検定を受ける人は自分の事で精一杯で大変やと思いますが
段取りする方も結構大変です。去年使った架台の掃除をしてから
下葺きのルーフィングを貼って、架台1つ当たりに必要な瓦を架
台ごとに分配して本番と同じ時間には開始出来るように準備する
んです。そして明日講習が終わったら廃材の片付けや余った材料
の片付け、掃除までするんです。
準備する側はもう検定を受けて技能士資格を持っている人ばかり
で、自分の時にもそうやって準備してもらっているので恩返しと
言えば恩返しなんですが・・・。
きっと明日の講習と来週の検定に臨む人も同じ気持ちで来年以降
は準備を手伝ってくれるはず。
準備と片付けでノウハウが蓄積されていくのでこの流れが途切れ
てしまわないように裏方をやってくれる人の育成もしておかない
とですね。