姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

人間が安全に生活するためには自然にも手入れが必要です。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
梅雨前の今の時期は瓦業界は繁忙期です。梅雨までに工事をして欲しいって依頼が多いからなんですが、正直なところ今の時期に梅雨までになんとか・・・って依頼があっても対応出来ません。なんとかしたいって気持ちはあるけど先約の工事があると全く動けなくなります。心配事がある場合には早目の依頼をお願いします。

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雨の降り方が変わってきているので要注意です。

 

近畿圏も例年であればもうすぐ梅雨入りのはずですが、ここ1週間ほど晴天が続いていて仕事が捗るので有り難いです。
ここ数年は雨の降り方がちょっと変わってきていますね。しとしと降る雨が少なくなって、短い期間での豪雨が多くなっている気がします。土砂崩れや鉄砲水のような災害も全国で起こっていて雨が続くと自分の住んでる地域は大丈夫かと心配になります。
昔は弱い雨がもっと長い時間かけて降っていたような気がしますが、段々と集中豪雨が増えてきて当たり前になっている気がします。

 

山の手入れや田んぼの減少が災害の要因になる事もあります。

 

少し前までは山は自然の植生で保水力があったし、植林された所にはもっと人の手が入っていて管理されていたけど最近では山は放置されているところが多いように思います。
どこを見ても杉ばっかりで、しかも間伐されてなくて倒れた木はそのままになってたり土砂崩れの後も人家や道路に影響のない所ではそのままやったり。そんな状態で集中豪雨があったら災害になりますよね。
そういう意味では田んぼの減少も水害の要因です。田んぼは作物が植わってる時以外でも降った雨を一時的に蓄える保水力があって、豪雨の時でも川の増水を緩やかにしていたんですが近年は開発が進んでしまった事で雨が降ったらすぐに川の水位が上昇してしまうようになっているんです。

 

便利なのもいいけど程ほどに不便な方が人間らしいって思います。

 

私が住んでるのは姫路でもそこそこ田舎でそこそこ便利な所なんですが、これ以上便利にならなくてもいいなぁって思います。近くに山があって田んぼもあるけど駅も徒歩圏内にあるし、これからの時期は蛍も見れるし星も綺麗やし。便利になると少しずつそういうのがなくなっていくような気がするんです。
遊びに行って少し滞在する所としては都会はいいけど毎日生活するのはほどほどの田舎がいいです。