姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

台風被害の修理には火災保険が使える場合があります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
近畿地方を台風が過ぎ去ったかと思ったら今度は北海道で地震です。なんか毎月のように日本のどこかで災害が起こってるような気がします。大阪~兵庫の一部ではまだ停電したまま復旧していない所もあるみたいやし、明日からまた雨が降るという予報もあって、「なんとか応急処置だけでも」という電話がしょっちゅうかかってきますが、もう既にキャパシティオバーしていてどう頑張っても回れないと断腸の思いでお断りさせて頂いています。
暗くなったら作業出来ない上に雨の日も作業が出来ないので完工を着工決定が上回ってしまって工程を組むのが大変です。
そんな作業と調査の合間に見つけたカマキリの子供。ちょっと和んで少しだけ心の余裕を取り戻せました。

 

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台風の被害でも火災保険が使える事があります。

 

住宅に関する保険の中で有名なのは地震保険と火災保険ですが、火災保険は実は台風の被害に対して適用されるモノが意外と多いんです。加入されている保険会社や保険商品によって適用される条件も出る金額も様々なので一概には言えないんですが、もし台風で住宅に被害が出た方がいらっしゃったら慌てて修理する前に一度保険会社に確認された方がいいかもしれません。
当社では被災されたお宅への現場調査へ伺った時は基本的に修理する前の状態を写真に撮ります。見積もりする時に資材の拾い出しをする為というのもあるんですが、お客さんが後から保険使いたいと仰る事もよくある事なので別の日に撮影に行かなくてもいいようにするためです。

 

JAの建物共済というものもあります。

 

都会ではあまり馴染みがないかもしれませんが、田舎ではJA(農協)が結構な勢力を持っていて、JAと取引のある家では建物共済という制度に加入している場合も多いんです。この建物共済も保険と同じようなもので台風の被害にあった時に修理代金が一部または全額出たりもします。
田舎で田畑が多い所では農協の営業さんが各家庭を訪問している事が多いのでこちらは対象になる方はむしろご存知な方が多いかもしれません。

どれだけ急いでいても修理は順番です。

 

現在関西の瓦屋さんはどこもフル回転で復旧作業にあたっています。特に阪神間~大阪方面は地震の被害も大きかったので依頼があっても現場調査に伺う事すら出来ないような状態になってしまっていて、年内に修理するのは難しいと言われたという話も聞こえてきました。実際、当社もそろそろ年内にこなせる仕事の限界に近付きつつあります。
お客さんからしたら自分の家を一番にして欲しいと思うのは当然ですが、どの家も同時に着工する事が出来ない以上、工事は着工依頼があった順番になってしまいます。
これだけはどれだけお叱りを受けても変える事は出来ません。現場では職人も頑張っていますので今しばらくお待ちください。