姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

姫路城が世界遺産に登録されて25年が経ちました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日から明日にかけてふたご座流星群が極大を迎えます。ふたご座流星群と言うと冬の流星群の代表格で、冬場は天気が悪くなる事も少ないし空気が澄んでいるので観測しやすい流星群なんです。学生時代に同級生のみんなとテスト期間中にも関わらず太平洋が見える所まで行って夜空を見上げたりもしました。
今年は明日の22時頃が一番よく見える時間帯になるらしく、天気も悪くないので観測条件としては最高かもしれません。寒いけどの散歩もいいかもです。

 

姫路城は日本の世界遺産登録第一号です。

 

日本がユネスコ世界遺産条約を批准したのは26年前です。その翌年に世界遺産に登録されたのは「姫路城」と「法隆寺地域の仏教建造物」の2件です。つまり姫路城が世界遺産に登録されて25年、四半世紀になるんですね。
姫路に住んでいるとお城と言えば姫路城という認識になるので、初めて大阪城に行って中に入った時に衝撃でした。まだその頃はお城は全部木造やと思い込んでいたので鉄筋コンクリート造でエレベーターまで付いている大阪城がショックやったんです。
今思えばめっちゃ失礼な話ですよねぇ。

 

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単独の建築物で世界遺産になっているのは日本では3件だけです。

 

実は日本の世界文化遺産22件(2018年12月現在)のうち、建築物単独で登録されているのは3件だけなんです。後は「地域の建造物」とか「遺産群」とか「遺跡群」といった具合にある程度まとまった数で登録されているんです。その3つのうちの1つが姫路城で、残りは原爆ドーム厳島神社なんです。
まぁ、姫路城の場合は周辺が開発されてしまっていて、地域や景観、街並みといった分類で考えると残念な事になってしまっているのでどうしても単独になってしまうんですが。
それでも日本でたった3件しかないってのはスゴイ事ですよね。

 

天守閣が残っていない地域の方が町並みは整備されています。

 

これは私の個人的な見解なんですが、城下町って天守閣がそのまま残っているところはその天守閣の整備には力が入っているけど周辺は開発されてしまって町並みが残念なんですよね。そして天守閣が残っていない「城跡」になっているところは町並みがちゃんと城下町になっています。
今まであちこちのお城や城下町に行ったけど、国宝として残っているお城の周辺はだいたいビルが建ち並んでしまってるんです。時代の流れもあるし仕方ない事かもしれないけど、せっかく天守閣が残っているんやから町並みも整備したらもっとお城が生きてくるのになぁって思ってしまいます。