姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

消防団はとんど祭りの火の管理もやってます。

こんばんは。

姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。

テレビやラジオで今年は麻辣(マーラー)が流行ると言ってたのを何気なく聞いていたんですが、ラーメン屋さんに入った時に流行の足音を聞いた気がしました。

そのラーメン屋さんはピリ辛のラーメンをビリカという商品名で出してるんですが、そこに「シビビリカ」が加わったんです。一緒に行った人が注文してたんですが、目の前を丼が通った時の匂いだけで山椒がめちゃくちゃ効いてて辛いのが分かるくらい強烈な匂いでした。

山椒は嫌いではないし、辛いのも程々であればいいんですが、強すぎるのはちょっと苦手です。

 

とんど祭り(左義長)が今年も開催されました。

 

今日は地元のとんど祭りでした。去年は嬉しそうにドローン飛ばしてみたりしましたが、今年は大人しく点火される様子を見てました。

昨日、少し雨が降ったので湿ってないか心配やったけど、数日前から乾燥注意報が出るくらい乾燥してたせいか、今年はかなり順調に火が回ってきれいに焼けてました。

火勢が強すぎて5m程離れていても肌を刺すような熱気が伝わってきます。みんな振舞いの善哉を食べながら「今年はよく燃えるなぁ」って口々に言ってました。

 

消防団も消防車と一緒に待機です。

 

私の住んでいる地域はまだまだ田んぼもたくさんあって、開けた土地があるのでよっぽど風が強くない限りは大きな問題にはならないんですが、それでもかなり大きな火を扱うので消防団は消防車を待機させて万が一に備えます。

消防車と言っても軽トラタイプの一番小さいやつですが。それでもホースもポンプも使える状態にはしてあって、初期消火はばっちり出来ます。

まぁ、待機と言いながら他の人と一緒になって善哉食べながらとんどが焼けていくのを見てるだけなんですが。

 

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ある程度燃えてからが消防の仕事です。

 

「とんど」は竹の骨組みを組んで、そこに藁を巻いて作ってありますが、ある程度火が回ると竹を組んでいる縄が燃えて崩れます。

消防の仕事は崩れてしばらくしてから始まるんです。藁って固まってると意外と中まで火が通らなくて外側だけ燃えて火が小さくなってしまうので、それを適度にかき混ぜてちゃんと全部燃えてしまうように管理するんです。

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火が小さくなってると言っても近付けるのはせいぜい2mくらいで、それでもかなり熱くて長くは居られないんですよね。

消防団の法被を着ていると体は比較的暑さに耐えられるんですが、剥き出しになってる顔だけはどうにも防御のしようがありません。

燃え尽きるまでは熱気と煙と戦いながら火の管理をしないとなんです。前日までにしっかり雨が降ったりするとなかなか燃えなくて拘束時間が長くなるんですが、今年はかなり早く解放してもらえました。

毎年この調子で燃えてくれるといいのになぁ。