姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦の上に枝がかかっていると屋根が傷むのが早くなります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今年も後2週間になりました。そろそろ年賀状の準備をしないといけないですね。モノ自体はあるけど、まだ印刷とかどこに出すとかの準備が全く手つかずです。いつも今年こそは早いとこ準備しようと言いながら結局仕事納めしてから作りだして、投函するのが30日とか31日になってしまっています。それでも元旦に届く日本の郵便はスゴイですよねぇ。

 

屋根が傷む理由はいろいろあります。

 

屋根瓦の修理に行くとその原因は本当にいろいろあります。台風や地震などで瓦がズレたり飛ばされてしまったという原因は一番分かり易いですね。直接瓦が壊れたりはしていなくても災害が原因で雨漏りが発生してそれに気付かなかった為に瓦だけではなく屋根を構成する木材などが傷んでしまうという事もあります。また経年劣化で銅などで出来ている谷の部分に穴が空いてしまって雨漏りというのもよく見かけます。
その他に意外と原因として多いのが山際の家や大きな庭木がある家で落ち葉が屋根に積もった事で水の流れが悪くなったり、落ち葉が腐る時に一緒に木部も腐ってしまうという原因です。

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放置するのが一番ダメージが大きいんです。

 

屋根の修理が大事になる一番の理由は傷んでいるところを放置する事です。傷んでいる事に気付いていないのは仕方ないかもしれませんが、気付いていても部屋内じゃないからとかこれくらいやったら・・・なんて考えていると、放置している時間が長ければ長いほど修理しないといけない範囲が大きくなってしまって、瓦工事だけでなく大工工事まで必要になってしまうんです。
台風や大雨の時に雨漏りしたら、水の道が出来てしまってその後は普通の雨でも雨漏りする事も多いので、要注意ですね。

 

落ち葉や蔓は特に注意が必要です。

 

瓦の上に溜まった落ち葉が水の流れを止めてしまうと瓦が受けられる水の許容量を超えてしまって隙間から雨漏りする事もあります。落ち葉って軽いから風で飛ばされるから掃除しなくてもって思われるかもしれませんが、雨で落ち葉が濡れると貼り付いてしまってなかなか自然には取れません。そのまま長い時間屋根の上に残っていると段々堆肥化して土のようになって瓦の隙間に入ってしまうんですよね。
樋に溜まった落ち葉も同じで樋に入った水の流れを止めてしまってオーバーフローした結果雨漏りに繋がる事があります。屋根の上の掃除はなかなか大変やけど、年に1回くらいは屋根の点検を兼ねて掃除を専門業者に依頼してみると長く安心して暮らせるので気になる事があったらお近くの瓦屋さんに相談してみてください。