姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

木材が不足して建築現場の進捗が遅れるようになってきています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝から現場の段取りや現場調査などで走り回っていて、気が付いたら夕方でした。書類仕事も残っているんですが、月末はあっという間に時間が過ぎてしまいます。明日も同じような感じになりそうですが、なんとか事務仕事も片付けないとです。忙しいのは有難い事なんですが、キャパオーバーにならないように気を付けておかないとです。

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日本の住宅建築の主な材料は木材です。

 

住宅の材料として、日本では主に木材が使われています。海外の地震がほとんどないような地域では石造りやったり煉瓦造りやったりするするところもあるけど、日本では昔から木造住宅が圧倒的に多いです。
木材は燃えやすいけど、地震の揺れをある程度吸収出来る点など建材としてかなり優秀なんですよね。法隆寺の頃から考えると1000年以上日本では木材が主な建材として使われていますが技術が進歩した現代でも変わらず住宅は木造が主流です。

 

「ウッドショック」で木材が不足しています。

 

屋根の仕事では木材はそれほどたくさん使うわけではないし、新築の仕事は当社ではもともとすごく少ないのであまり実感はないんですが、住宅建築の現場では「ウッドショック」で木材が不足していて、現場が止まるくらい困っているようです。
アメリカや中国で大量に住宅が新築されているらしく、それが原因で輸入木材が減ってしまっているのが原因と聞いています。
私たちが使う木材といえば野地板に増し貼りするコンパネとか瓦を留め付けるための桟木、棟の芯に使うための垂木などで使う量も限られているので今の所は問題もないんですが、このまま不足が続くとどうなるか分かりません。

 

新築やリフォームを考えている方は計画を練る時間と考えてください。

 

今、建築現場で実際に動いているのは新築でもリフォームでも大規模なものやと半年とか1年くらい前から計画されていたものです。だから予算もその当時に立てられているので今回の木材の高騰はかなりの打撃になっているんです。
それでもなんとか計画通りに進めようと頑張っているわけですが、一度上がった単価はなかなか下がりません。つまり今計画して予算立てをするとこれまでよりもかなり高い価格になってしまうんですよね。今は色んな情報を集めてどんな家にしたいのかっていう計画を練る時間と考えるのがいいと思います。