姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

みんなが休むと社会が成り立ちません。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
鯱作りで小学校に行くと学校の玄関で鯱瓦が迎えてくれます。結構大きいものですが、実はこの瓦、うちの父が学校に寄付したものなんです。平成に入ったばかりの頃やったと思うんですが、学校で鯱作りを教えるようになって学校と繋がりが出来るようになった時に寄付をしたと聞いています。

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日曜でも当たり前に仕事をしていた時代がありました。

 

私が瓦業界に入った頃はまだまだ新築が全盛の頃でした。年間の住宅着工件数は軽く100万戸を超えていて、うちでも大手と言われるハウスメーカーさんの下請けとして仕事をしていて、月に数棟の新築物件の工事をしていたんです。その頃はまだハウスメーカーの住宅も普及初期の段階やったので上棟日には建築吉日が選ばれていて、日曜日でも当たり前に仕事をしていました。
雨が降ると仕事が休みになるので「雨で休んで日曜でも休んだらいつ仕事をする?」って言われてたんですよね。今コレをいうとかなり問題になりそうです。

 

年中無休や24時間営業が当たり前になっています。

 

10年ほど前が一番年中無休や24時間営業が多くて、最近はかなり減ってきたようにも思いますが、それでもまだ当たり前に24時間営業とか年中無休が受け入れられていますね。お盆や正月も普通に営業しているお店や会社が多いです。
私が子供の頃は特に正月はお店が開いていなくて出掛けるところもなかったので家族で遊んだりしていました。今は盆や正月は連休になっていて、旅行に行く人が多いですが個人的にはアレが凄く違和感なんですよね。

 

遊びに行く所があるという事はそこで仕事をしている人がいるって事です。

 

大型連休などで遊びに行く人がニュースになっていたりもしますが、そうやって遊びに行く場所があるって事はその行った先で仕事をしている人がいるって事です。週休2日が当たり前になるというのは働き過ぎずに自分の時間を持てるという意味では凄くいい事ではありますが、みんながみんな休むと社会が成り立たなくなります。
個人的にはそろそろ24時間営業とかやめにしたらいいのになぁって思ってるんですが、一回始めてしまうとなかなかやめられないみたいですね。
便利になり過ぎると人間は退化してしまうって思ってるので、ちゃんと手間暇掛ける生活をしていかないとです。