姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

たぬきの嫁入り??地方独特の言い方っていろいろありますね。

こんばんは。
姫路の瓦屋さん表(おもて)です。
巷ではインフルエンザが流行っているみたいですね。うちの事務員さんのお子さんの学校でも学級閉鎖が続出しているみたいです。
そんな中で親父が風邪をひいたらしいのに家の中でマスクもせずにゲホゲホと咳をするんです。おかげで母も事務員さんも私も若干風邪気味です。悪化しないように気を付けないとです。
梅も咲き始めたし、寒いのはもう少しやから頑張らないとです。

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狐の嫁入りは天気雨。んじゃ狸は?

 

晴れてるのに雨が降る事を「狐の嫁入り」って言っています。これはそこそこ全国的に似たような表現で伝わっているようです。
今日の姫路の天気は晴れているのに雪がチラチラと舞うような天気やったんですが、それを見て嫁さんが「狸の嫁入り」と言ったら職場の人に通じなかったらしいんです。
元々は晴れているのに雨が降るような不思議な現象が「狐に化かされている」ように感じる事から狐の仕業と見なして「狐の嫁入り」と呼んだようですが、これが寒い地域に行くと雪がよく降る事から雨の時は狐、雪の時はたぬきって変化したものじゃないかって思います。

 

瀬戸内の沿岸部はあまり雪が降りません。

 

姫路を含む瀬戸内海の沿岸部は温暖であまり雪が降らないので「狐」はよくあるけど「狸」はほとんどないんですよね。だから通じなかったんかな?って思いますが、何故か私は知っていました。嫁さんは雪の多い滋賀県北部出身なのでそういう表現が浸透してるんかかな??
ちなみにこの狐の嫁入りは青森では「嫁とり」、徳島では「狐雨」千葉では「祝言」と呼ばれているみたいです。
同じ現象でも地方によって呼び方が違うのがとても日本語らしいですよね。

 

「きつね」と「たぬき」と言えば麺類を連想します。

 

某赤いパッケージと緑のパッケージのカップ麺のせいかな?きつねとたぬきと言えばうどんやそばを思い出しますが、これも地方によって少しずつ違います。
「きつねうどん」は基本的にほぼ同じものを指すようですが、問題は「たぬき」ですね。
関東では揚げ玉を乗せたうどんやそばの事を「たぬき」と言うそうですが、京都以外の関西ではきつねうどんのそば版が「たぬき」うどんです。京都では刻んだ油揚げとネギであんかけにしたものが「たぬき」となります。
最近はテレビでも紹介されている事が多いので地域性も知られるようになってきましたが、昔は旅行に行って注文して思ってたのと違うものが出てきてびっくりする事もありました。
日本って狭いようで広いんやなぁってしみじみと思います。