姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

SNS映えする写真を撮れるお店が流行ってますね。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝イチがびっくりするくらい寒くて起き抜けはクシャミが止まりませんでした。
寒暖差アレルギー持ちで暖かくなると痒くなるし寒くなるとクシャミが止まらなくなるんです。昔からの体質やけど症状が軽くなったりひどくなったりで安定しないので治ったと思って油断してたら・・・なんて事もよくあります。これから寒くなっていくので注意が必要ですね。

 

淡路島に行ったら是非行って欲しいお店です。

 

先日友人を案内して淡路島に行った時に昼食を摂るために寄らせてもらったのが「かわらや」さんです。その名の通り、瓦の白土(瓦を粘土から成形して焼く前の状態にしたもの)を製造している「安富白土店」さんが10年前から工場の一角で開いている焼肉屋さんなんですが、ここは普通の焼肉屋さんとは一味違います。
火は七輪で炭火を使うので普通なんですが、網や鉄板の代わりに瓦を使うんです。それも淡路島産のいぶし瓦です。そして焼く肉はこれも淡路島産のゴールデンポークです。猪と豚を掛け合わせた猪豚をさらに猪豚と掛け合わせた第2世代の猪豚なんですが、これが美味しいんです。

 

瓦で肉を焼くビジュアルにびっくりします。

 

初めてこのお店を知ったのはこのお店がオープンしたばかりの頃でした。先日お邪魔した大栄窯業の道上さんの紹介で連れていって頂いたんですが、いつも屋根の上で扱っている瓦が鉄板代わりになるというのが衝撃でした。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20170929182945j:plain


まだまだ自分の頭が固いんやって思い知らされた瞬間でしたね。
そして肉がまた美味しいんです。牛や豚とは違う味わいであっさりやけどしっかりとした肉の味わいがあって、ついつい食べ過ぎそうになるくらいです。そして余分な脂は瓦が吸い取ってくれてその脂が野菜を焼く時にいい仕事をするんです。すぐに家でBBQをする時に真似をするようになりました。
当時はまだSNSが普及しだした頃で今のようにインスタ映えとかそういう言葉もなかったし、そんなに投稿数も多くなかったけど、今のSNS映えするお店の流行りようを見ると時代を先取りしてたんやなぁって思います。
お店で知ってる人のサインを発見してついつい嬉しくなって写真撮ってしまいました。

 

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20170929183018j:plain

 

本来の瓦とは違う使い方でも価値があるんやって気付かされました。

 

瓦工事業をやってるとどうしても瓦は屋根の上にあるものって考えてしまいがちです。一部敷き瓦や飾り瓦のようなものもありますが、特殊な例やと思ってしまってたんですね。
でも大栄窯業さんやかわらやさんにお邪魔するようになって先輩方が新しい価値を創造してるのを目の当たりにするといつまでも頭が固いままではいけないって思います。
工事業やから出来る事が少ないって考えるんじゃなくて工事業でもいろんな事が出来るんやって考えるようになりました。
まだあれこれ試行錯誤の段階やけどいろんな事にチャレンジしていきます。
まずは瓦粘土工作体験のワークショップを形にしていきます。
興味ある人、きっといるはず。