姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分さえ良ければいいって考えてたら足元掬われますよ。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
いい加減最初の挨拶で天気以外の話題にしたいなぁって思ってるのに、週末にまた台風が来るかもってニュースを見てしまったのでまた天気の話題です。週明け以降好天に恵まれて台風21号で起きた雨漏りなどの対応はそれなりに進んでいますが、それ以上に点検や修理依頼が増えています。今年中に対応できるのか若干不安になってきました。

 

「おたがいさま」の精神が大事です。

 

台風で被害にあったお客さんからしたら1日でも早く修理して欲しいというのは当たり前の事やと思います。私たちも依頼された以上は早く工事を済ませてしまいたいのは同じなんです。
でも台風一過の月曜日から1日に10件以上も修理依頼を頂いてしまうと流石にキャパオーバーしてしまいます。まずどんな修理が必要なのか下見に行って予算を立てて見積書を作るのは主に現場下見に行く時間の問題で1日に5件が限界です。
そして工事そのものも当社の人員では半日で済む仕事から数日かかるものまであるので平均したら1日に2件済ます事が出来たらいい方です。
依頼の電話を受けた時に「修理依頼が集中していて下見に行くのが数日後になります」と一言添えているんですが、昨日くらいまでは納得してもらえてました。それが今週末にまた台風が来るというニュースで大混乱です。

 

点検も修理も順番に伺います。

 

当社では基本的に点検も修理も依頼を受けた順番に着工させて頂いてます。ただし、点検の場合には同じ地域の現場があるとまとめて行く方が効率もいいので少し前後させる場合もありますし、工事についても半日で済む仕事が2件あればその2件を1日で済ませるために少し前後させたりもします。
神戸での下見が2件以上あるのに一度戻ってくるのって無駄でしかないですよね。

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どうしても待って頂かないといけない状況になってしまっているので、出来るだけ工事の手を増やしたいんですがこの台風で瓦屋さんも板金屋さんもみんな手伝って欲しいって状態になっていて応援を呼べる状態ではありません。
そして台風以前に決まっていた仕事は当然先に済ませないとお客さんの信頼を失ってしまいます。

 

「他に行かずにうちのとこに来てくれたらいい」って何様?

 

本人は元請様で「仕事をやらせてあげている」って感覚なんでしょうねぇ。今日、とある元請さんから「他の仕事は後回しにしてうちの仕事を先にやってくれ」って言われました。
以前からそんな風に言われる事はあったけど、ここまではっきり言われたのは初めてです。
私より一回りほど上の世代の建築業界の人って無茶を通せるのが「仕事が出来る」人の条件って思ってる感じがします。
でもそんな仕事の仕方をしていたら段々人が離れて行ってしまうと思うんですよねぇ。特に最近は人の繋がりで仕事をしないといい仕事が出来なくなってるので、いくら腕があっても繋がりを軽視してしまうとすぐに行き詰ってしまいます。
さて、どう対応しようかなぁ。