姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

樋の掃除も瓦屋さんにおまかせください。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
2017年も残すところ後10日をきりましたね。相変わらずバタバタしていてあまり年末感がないんですがやらなきゃいけない事がアレコレ山積みになっていくのでもうひと踏ん張りです。

 

雨が少ない時期はメンテナンスのチャンスです。

 

今年は寒くなってからもしばらく雨が降ったりしてますが、例年は寒くなるにつれて雨の日も減っていきます。霜や露で朝イチに仕事にかかれる時間が遅くなったりはしていますが、雨が降る日自体がかなり減ってくるので、実は冬場は瓦や屋根のメンテナンスや小修理をするにはちょうどいい季節なんです。
業界全般の傾向として冬場は仕事が少なくなりがちなので、対応も早いんですよね。今年は台風の影響が全く抜けていなくて、年明けまで忙しいままなんですが、普段の年明けは職人さんの仕事を確保するのに必死になっていました。
そう考えると年明け早々から仕事がしっかりあるというのはとても有難いんですが、段取りを考えるとちょっと落ち着かないですね。

 

雨漏りの原因は屋根だけじゃないんです。

 

住宅で雨漏りするとまず我々瓦工事店が呼ばれます。でも瓦が原因で雨漏りしているのはそのうちの6割~7割程度なんですよね。他は壁や窓のサッシなど屋根以外の場所が原因になっています。また屋根からが原因でも瓦が原因ではなく、漆喰部分が原因になっていたり、樋や谷部分が詰った事が原因になってる事も多いです。
特に山の近くでは木の落ち葉が樋に入って詰る事がとても多いんです。本当は毎年でも掃除する方がいいんですが、一般のお宅には普通は2階の屋根まで届くような梯子はないですよね??
落ち葉をそのままにしておくとそれが樋の中で堆肥化してしまうんです。更にそれをそのままにしておくと樋が完全に詰まってしまうんです。

 

樋の掃除も瓦屋さんにおまかせ。

 

樋が詰っているかどうかなんて分からないですよね??雨が降ってる時に屋根を見上げて樋から水が溢れてこぼれていたらどこかがつまっている証拠です。
軒先の樋が詰っている程度であれば雨の水が溢れるだけで済むんですが、軒先から縦に繋がっている管状の樋が詰ってしまうとそれが雨漏りの原因になったりもします。
また管状の樋が1階の屋根の上に出ている場合はそこから出てくる水で雨漏りする事もあります。瓦に異常がなくても雨漏りする場合にはそういう所に気を付けてください。
また、たいていの瓦工事店では樋の点検や清掃もやってますので気になる事があったら聞いてみてください。

 


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