姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

136年経ってやっと??サグラダファミリアの建設許可。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
応援に来てもらっている職人さんと家族とで食事に行って食べ過ぎました。昼間がっつり現場で仕事してきたので夕食が美味しかったのといろいろな話が出来て楽しかったのとでついつい箸が進んでしまいました。

 

100年以上工事してて未完成ってすごいです。

 

今日、ネットのニュースでスペインのバルセロナにある「サグラダファミリア」が正式な建設許可を取ったというニュースを見てめっちゃびっくりしました。スペインの名建築家、アントニ・ガウディも関わった教会として世界的に有名な観光地になっているところです。建設開始は1882年との事で和暦では明治15年、伊藤博文福沢諭吉が存命で活躍していた時代です。
そんな時代に建て始めてまだ完成してないというのが凄いですよね。2010年に聖別を受けて正式な教会になるまではキリスト教の教会として正式に認められていなかったって事は知っていたんです。
工事はまだ続いていて、完成までに300年かかるとか言われていた時期もあったようですが、建築技術の発達と共に完成までの時間が短くなっていて、今は2026年に完成予定となっています。

 

新婚旅行で行ってきました。

 

高専に通ってた頃に製図室に先輩がビール瓶を芯に入れて作ったサグラダファミリアの模型を見て初めてこんな建築があるんやって知っていつかは実物を見てみたいって思ってたんですが、4年ちょっと前に新婚旅行でスペインに行く事が出来て念願がかないました。

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写真や映像では何度も見てたんですが、実物は本当に大きくて圧倒される迫力があってまた来たい!って思った建築です。完成はもうすぐやけど、完成しても136年前の部分の劣化が激しいのでその補修工事が必要になってくるんじゃないかと思うんですが。

 

世界遺産がまさかの違法建築ってシャレにならないですね。

 

ちなみにこのサグラダファミリア、2005年にガウディの建築群の一部として建設途中やのに世界遺産に登録されているんですが、建設開始時に正式な建設許可を受けていなかった事で違法建築状態やった事が2006年に発覚したようです。
世界遺産に登録された直後に違法建築状態やって判明した時の関係者の驚愕はどれほどやったでしょうねぇ。結局サグラダファミリア特別法という法律が出来て合法化したらしいです。
最終的にはサグラダファミリア管財当局が罰金を払う事で正式な工事許可を得る事が出来るとの事で130年以上ぶりで違法状態が解除されるようです。
でもよく考えたら日本で100年以上前の建物って建築許可受けてるか怪しいのっていっぱいありそうですよねぇ。