姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

人を育てるってめちゃくちゃ難しいですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
屋根の点検や修理、現場調査に行って屋根の上から周辺を見渡すとその地域の建物の状況がとてもよく分かります。ちょっと年代が古い団地に行くと結構カラフルやけど屋根材は釉薬瓦で、新しい分譲地に行くと片流れで黒い鉄板屋根が増えます。古くからある住宅地はいぶしでそこそこ大きい屋根がずらっと並んでいて個人的にはそういう景観が一番好きですね。

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一番期待していたルーキーが辞めてしまいました。

 

昨年の4月に入社してきた21歳の若手が先月辞めてしまいました。夏の終わり頃には技能検定を受けると意気込んでいたのに受検する前に辞めてしまうとは思いませんでした。仕事の段取り的にもかなり厳しい状態なんですが、それよりも若い職人候補が辞めてしまったのがショックです。
少しずつやけど自分のペースで仕事を覚えてきて現場での動きも良くなってきていたので本当に残念でなりません。入社したての頃は夏を越せるか心配やったんですが、去年の夏も災害級の酷暑と言われた今年の夏も耐えて頑張ったのになぁ。本当にもったいないです。

 

甘やかすのと優しくするのとの違いが難しい。

 

辞める原因となったのは朝の寝坊でした。ここしばらく朝礼に遅刻してくる事が多かった事に加えて応援の職人さんが入ってくれている現場に行く予定の日に寝坊して、遅刻どころか私が起こしに行くまで完全に寝こけていたんです。
ここで拳骨を落としてしまった私が一番悪いんですが、何故怒られているのか全く理解していない状況で「殴られたので辞めます」と言ってその日から出勤してこなくなりました。
手をあげてしまった事については言い訳出来ない事ですが、自分の仕事に対しての責任を持つという事を教えきれなかった事が悔やまれます。

 

警察から出頭命令がありました。

 

その後、どうやら警察に相談したようでその日の夜に私に警察から出頭命令がありました。事情聴取と今後そういう事をしないと約束する事でその日のうちに帰る事は出来たんですが、まさか暴力を振るわれたと言われるとは思っていなかったので余計にショックです。
人を育てる事の難しさは知っていたつもりやけど、身を持って経験する事になって、ちょっと新しく人を採用する事が怖くなってしまったんですが、今後の事を考えるとなんとか人を増やさない事にはどうにもならない事は分かりきっているので、なんとか採用活動を続けて増やす努力はしていかないとなんですよね。
本当に人を育てるのは難しいです。