姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

屋根に詳しくなくても毎日見ていたら変化に気付けるんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日の雨は思ったよりもしっかり降りました。あんなに降ると思ってなかったので着工中の現場が心配やったけど、なんとか大丈夫やったみたいです。そして雨が降ったら急に寒くなりましたね。これからは一雨ごとに寒くなっていきます。
仕事出来る時間が短くなるんですが、今年の夏は暑くて仕事出来なかったのでむしろ冬の方が仕事出来るかもです。

 

気にして見ていたらちょっとの変化でも気付けます。

 

地震や台風に限らず、雨漏りの現場調査に伺うと現場に着いてすぐに屋根を一目見て原因が分かるくらい傷んでいる事がたまにあります。すぐに直しておけばこんな大事にならずに済んだのにって思いながら屋根に上がって確認するんですが、下から見てすぐに分かるくらい傷んでいる屋根は上がるのも気を付けないと危険なんですよね。
雨漏りには2種類あって、原因となる問題が表面に出ている場合と隠れている場合です。隠れている場合はそもそもプロでないと分からないので我々に依頼して頂くのが一番なんですが、表面に出ている場合はちょっと気にして見ていたら分かる事が多いんです。

 

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20181024224600j:image

 

見てなかったら何でも変に感じます。

 

よく現場調査に行ったときに言われるのが、「あの辺りが浮いてるように見える」です。でも実際にはどこにも問題はありません。瓦は焼き物なので1枚1枚微妙に違うんですよね。曲線が違ったり大きさ1mm未満で違ってたり。
人間の眼は優秀なのでそういう違いを見つけてしまえるんです。見慣れていないとそういう違いが台風や地震で引き起こされた異変のように感じてしまいます。
それなのに明らかに割れてたり抜けてたりするのを気にしないんですよねぇ。不思議です。

 

1日1回屋根を見上げてみませんか??

 

よく現代人は下ばっかり見ているって話しを聞きます。最近ではスマホの普及でその傾向に拍車がかかってる気がします。私は仕事がら天気が気になって屋根に上がっていても空を見上げる癖がついてて、地上に居てもよく屋根を見上げています。
他所の家の屋根が気になって見てしまうわけじゃないんですが、なんとなく見上げてたら気になる箇所を見つけたりする事もあります。
旅行に行った時は特に屋根にばっかり目が行ってしまいます。地域によって納まりが違うところを見つけるのが楽しいんですが、職業病って言われてしまうんですよね。
屋根を見上げると背筋も伸びるので1日1回見上げてみませんか??