姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

現場で作業すると初心に帰れます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝、事務所を開けるのが最初の仕事なんですが、家の玄関から出て空を見上げると少し白んで来ている東の空に1つだけやたらと明るい星があるんです。多分金星やろなぁとは思ったんですが、一応アプリで調べてみました。star walk2っていう星座盤のアプリです。GPSと連動しているのでスマホを向けた方向の空で今どんな星が見えるかが分かるんですよね。
リアルに明けの明星を見る機会ってなかなかないので得した気分になった1日の始まりでした。

 

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1日屋根の上で仕事をしていると初心に戻れます。

 

年末も押し迫ってくるとなんとか年内に終わらせたい、終わらせてほしい現場が増えてきます。どれだけ頑張っても人がいない事には作業は進まないんですが、1つでも現場を終わらせる為にここ1ヶ月ほどは私も現場で作業をしています。
とはいうものの段取りやったり来客やったりでなかなか丸1日現場にいられる事は少ないんですが、それでも屋根の上で仕事をしていると家業に戻ってきた頃の事を思い出します。
最初は一番下っ端として職人さんの下に付いてたので、職人さんが日曜日も仕事をするというと休みがなくなっていました。もっと休みたいのにって思ってたんですが、今では雨が続くと職人さんに休日出勤するように言わないといけない立場になってしまいました。

 

本当は現場がどれだけ忙しくても我慢しないとなんです。

 

経営者としては現場が忙しくなったからと言って現場に出るというのは本当はやってはいけないことです。でもそんな事を言っていられないくらい地震と台風の復旧工事が大変な事になっています。
職人さんを抱えていればいるだけ段取りをするのが大変になるんですが、うちは現在現場出仕事をするのは私を入れても3人になってしまっているので、事務仕事は後回しにしているんです。

 

人を雇うというのはとても難しいです。

 

昔は職人さんというと働いたら働いた分だけ給料が入るのでとても高給取りでした。それが今ではびっくりするくらい安くなってしまっています。
危険な場所で作業するし、体力的にかなりきつい仕事なのでそれに見合った給料を出せるようにするのが当面の私の仕事です。
それ以外にもここで働きたいって思ってもらえるように環境整備をしないといけないんですが、かと言って社員さんのいう事を全て受け入れていては会社が立ち行かなくなります。
そのちょうどいい妥協点を見つけるのは本当に難しいです。
その為にもまずはしっかりと儲けないとですね。