姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

たまには自分が使っている瓦が作られているところを見るのもいいものです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日もいい天気で暑かったですね。ほぼ丸一日運転していたんですがエアコンが効いている社内でも汗かくくらいの日差しでした。そんな日差しの中バイパスで大渋滞に引っかかってしまって帰る時間が大幅に遅れてしまい、中学生の帰宅時間も遅れてしまったのが申し訳なかったです。

 

瓦の引き取りに合わせて工場見学です。

 

毎年の事なんですが、当社にトライやるウィークで来る生徒は期間中に必ず淡路島まで瓦の工場見学に連れて行く事にしています。現場での作業だけやと掃除とか片付けなどの雑用ばかりになってしまうので、気分を変えようと思ったのと当時ついでに瓦の引き取りがあったので一石二鳥という事で始めたんです。
毎年お世話になっている南あわじ市の「ノミズ瓦産業」さんです。到着すると工場の大きさに生徒たちは圧倒されていました。今年は専務さんに予定が入っていたので工場長が案内してくださいました。

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工場はフル稼働していました。

 

昨年の台風以降、淡路の瓦メーカーはずっと品薄状態になっています。最初に修理工事用の釉薬瓦が一気になくなって、その後は釉薬もいぶし瓦もフル稼働で生産している状態だそうです。
例年であれば工場の敷地にはたくさん在庫の瓦が積んであるんですが、今年はその積んである瓦がほとんどなくなっていて、空になったパレットが山と積まれていました。
もうすぐ1年になろうかというのにまだまだ被害の復旧が終わっていないというのは大阪方面に行った時のブルーシートの数がなかなか減らないのを見ていて知っているつもりやったけど、改めて実感しました。

 

工場見学の後はギャラリーへ。

 

ノミズ瓦産業さんで工場見学をさせてもらった後、その足で近くの大栄窯業さんにもお邪魔してきました。いつ行ってもオシャレなギャラリーで何回行ってもワクワクします。
そこで道上社長と熱く瓦についてのトークをしながら生徒にも瓦や日本家屋の魅力について語って頂きました。まだまだ自分の将来についてはあまり考えられないようですが少しでも響いてくれてたら嬉しいなぁ。
普段はなかなか時間が取れないけど、たまには普段使っている瓦が作られている工場に行って原点を感じるのもいいものですね。