姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

小学生からのお礼状に元気をもらいました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝、起き抜けに寒くてくしゃみが出ました。昼間はまだ暑いと言ってもいいくらいの気温やのに明け方は布団から出るのに一大決心がいるようになってきました。そろそろ寝間着も布団も秋冬仕様にしないとやし、衣替えもしないといけないなぁ。

 

鯱つくり体験の鯱瓦が焼きあがりました。

 

 6月に指導に行った鯱つくり体験で生徒たちが製作した鯱瓦は夏休み前に淡路島の窯元へ届けて焼き上がりを待っている状態でした。例年なら1ヶ月ほどで焼き上がったという連絡があって、引き取りに行くんですが今年は昨年の大阪の台風の影響で窯元さんが多忙になってしまって、なかなか窯に余裕がなかったようで焼き上がりが遅くなってしまったんです。
最初の予定では夏休み中には焼き上がったものを回収して2学期に入ってすぐに生徒たちに渡す予定でした。今年も私は生徒たちへの引き渡しには立ち合う事が出来なかったのでどんな顔をして自分の鯱を受け取ったのか見れなかったのが残念です。

 

鯱は校区内の家の門にたくさん飾ってあります。

 

30年以上も続いている授業で毎年5年生が鯱を作っているので、子供が減っている最近でも90人くらい、昔は120人くらいが作っていた計算になります。平均して100人と考えても30年で3000人が作った事になりますね。実際には何年か先生が引き継ぎ出来なくて開催していない年があるので、2000人は超えてるけど3000人には届いてないんですが。
そして家に持って帰った鯱は結構大事にされているみたいで、近所を散歩してみると家の玄関口や門柱などに飾ってあるのを見掛けます。それを見つけると嬉しいので散歩する時のちょっとした楽しみになっています。

 

お礼状を読むのが楽しみです。

 

私や父は毎年小学校に教えに行ってるので作っている生徒たちの反応を直に見る事が出来るんですが、窯元さんはいつも鯱を焼いてくださっているのに、生徒たちとは直接会う事がないのが申し訳なかったんですよね。そこで父が先生と相談して生徒たちにお礼の作文を書いてもらって窯元さんに届けるようにしたんです。窯元さんにも物凄く喜んでもらえて、このお礼状が楽しみって言ってもらっています。
そして私たちにもそのお礼状が頂けるんです。生徒たちが2枚お礼状を書いてくれてるんですよね。これを読むとめっちゃ元気をもらえます。

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