姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

梯子は瓦屋さんの必須のアイテムです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は1日台風の対策であちこちの現場を走り回っていました。台風の進路そのものはかなり東よりになってるので、姫路への影響はかなり小さい予報になってきてるんですが台風の規模が規模なのでちょっと油断出来ないんですよね。大丈夫やろって対策を怠るとエラい目にあうので出来るだけの事はきっちりやって、明日に備えないとです。

 

梯子にもいろいろな種類があります。

 

我々屋根工事業者にとってなくてはならないアイテムが「梯子」です。屋根の上に上がるために必要なんです。一口に梯子といってもいろいろな種類があるんです。昔の梯子は鉄製でかなり重かったんですが、今は全部アルミ製になっていて、強度と軽さを両立しています。
私が一番よく使っているのが「3連梯子」です。長さは2連梯子の方が長いんですが、軽トラに載せると道路交通法に引っかかってしまうので少し短い3連梯子を軽トラに載せて現場調査やちょっとした修理に行っています。2連よりも重いけど畳んだ状態やと短くて取り回しがしやすいのがいいところですね。

 

瓦揚げ機用の梯子は頑丈に出来ています。

 

次に新築や葺き替えの現場で一番長く使用するのが瓦揚げ機用の梯子です。瓦揚げ機の梯子はウィンチに取り付ける下部梯子と組み立て式の梯子のセットになっていて、荷がかかった時に支える突っ張りや梯子の一番上でワイヤーを通す滑車、荷物を載せる台車や軒先部分で角度を変える曲がりなどがあります。
組み立て式なので接続部がどうしても弱くなるんですが、長さを現場に応じて変えられるのでかなり便利です。基本的には荷揚げ専用なので屋根の上り下りに使ってはいけない事になっています。

 

折り畳み式の脚立や梯子は携帯性抜群です。

 

2階建ての建物の一番上の屋根に上がるには2連梯子や3連梯子が必要ですが、1階の屋根に上がる程度であれば折り畳み式の梯子や脚立があると便利です。特に折り畳み式の梯子はかなり小さくなるので軽トラに積んでも場所をとらないので現調にも修理工事にももってこいです。

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私が使っている折り畳み式の梯子はもともとは新幹線のパンタグラフの点検用に開発されたモノやという事で今でも新幹線の運転席には常備されているという話を聞きました。

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折り畳んだ状態で持ち運ぶと意外と重いんですが、延ばすと4mくらいまで延びるし強度も十分にあるので使い勝手がかなりいいんです。