姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

屋根の工事ってどれくらい予算が必要か分かりにくいようです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今朝は寒くて自分のクシャミで目が覚めました。でも日中はめちゃくちゃいい天気で暑いくらいでした。日が暮れたらまた涼しくなるかなぁって思ってたのになかなか気温が下がりません。台風の影響で暖かい空気が流れ込んできてるみたいですね。天気予報でも秋になるのを台風が止めてるって言ってました。19号が通り過ぎたら一気に季節進みそうですね。秋らしい夕焼けが見れるようになってきたので、もう一息ですね。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20191010221524j:image

 

住宅のメンテナンスって意外と想定されていません。

 

家を新築する時には銀行さんにローンの相談に行ったり、返済計画を立てたりとお金の事もしっかり考える方が多いと思います。金額も大きいし、ローンを返済する期間も長いから少しでも納得いくようにするのは当然ですね。
でも住み続けるにあたって必要になってくるメンテナンスにかかる費用って全く考えられていない事が多いみたいですね。築15年~20年くらいになってくると、少しずつ傷んできたり、長持ちさせるためのメンテナンスが必要になってくるんですが、そんな話は聞いてないって仰る方が意外と多いです。

 

定期的にメンテナンスしていればそれほど大きな金額にはなりません。

 

基本的に住宅のメンテナンスって定期的に点検して悪くなりかけている所を早期発見して適切に対処していたらそれほど大きな金額が必要になる事はありません。でも建てた後、点検も何もせずに雨漏りとか不具合を放置して、症状がひどくなってから修理しようとするとびっくりするくらいお金も時間もかかってしまいます。
家の新築で住宅の仕様を決める時によく「メンテナンスフリー」って言葉が使われていて、「メンテナンスしなくていいならコレにしよう」って選ぶ人も多いみたいですが、あれってメンテナンスしなくていいって意味じゃないんですよね。昔ながらの建材に比べたらメンテナンスの頻度が少なくて済むってだけなんです。そしてそういう材料は部分修理が難しいモノが多いんですよね。

 

屋根の工事にかかる費用って分かりにくいみたいです。

 

屋根に限らず建築工事にかかる費用に「定価」というものはありません。家の作りが全て違うし、建っている場所の周辺の状況も全部違うからです。「定価」を設定すると一番高くなる場合で設定しないといけなくなります。
それでもラジオから「屋根の工事になると200万や300万では足りない」というような言葉が聞こえてきてびっくりしました。それだけの予算があるとかなり大きな工事が出来ます。家の大きさや使っている材料、周辺環境によっても変わりますが一般的な分譲住宅のサイズなら屋根の全面葺き替えが出来てしまいます。ラジオでその発言をした人がどんな工事を想定していたのかは分かりませんが、一般住宅で「修理」するだけならそこまでかかる事は滅多にないですね。