姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

手に入らなくなると分かったら価値が上がるものがあります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
からしとしとと雨が降っています。暖冬のせいか雨が多くて仕事の段取りが狂ってしまうので困ります。今日はかなり気温も低くなってるけど、明日は暖かくなるとの予報でした。でも明日も雨なんですよねぇ。

 

「ノザキのコンビーフ」がリニューアルするそうです。

 

コンビーフと聞くと台形の缶で鍵みたいなのがついていて、開封する時はその鍵を使ってくるくると缶を巻き取りながら開けていくものしかイメージ出来ないんですが、皆さんは如何でしょう?

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ちなみに私が始めてコンビーフを食べたのは30歳過ぎてからなんですよね。それまではそういうモノがあるのは知っていたけど、口にした事がありませんでした。基本的に肉類は好きなので食べてみて見事にハマったんですが、母があまり好きではない事もあって初めて食べた後もしょっちゅう食べるものではなかったんです。
その「ノザキのコンビーフ」がリニューアルするそうです。

 

機械の寿命で巻き取り式の缶ではなくなります。

 

リニューアルと言ってもパッケージの変更らしいです。何でもパッケージになっているあの台形の缶を作る機械が古くなってメンテナンスも出来なくなったらしいんです。1948年に販売を開始してから70年以上経つので設備が老朽化するのは当然ですよね。メンテナンス用の部品ももう手に入らないそうです。
そこで設備刷新のタイミングに合わせて内容量も少し減らしてリニューアルする事になったそうです。
現在の在庫が無くなったら順次新しいパッケージに変わっていくらしいんですが、このニュースが出てから売上が物凄く伸びたとの事でした。手に入らなくなると価値が上がるんですね。

 

調べてみたら巻き取り式は他にもありました。

 

巻き取り式の缶を採用しているのは1社だけなのかと思ったら日本で手に入るだけでもいくつかの商品で採用されているみたいです。今回リニューアルするのはあくまでも「ノザキのコンビーフ」だけって事ですね。
それでもいろいろな所で買占めや転売が多くなっているみたいです。私もニュースを見てから気になって1つ買ってしまったけど買い占めたり転売したりっていうのはおかしいですよねぇ。
当たり前にあると思っていたものが無くなると価値が上がるのって皮肉ですよね。
私たちの仕事も同じで職人さんが減って「いざ」って時に困らないと価値を見直してもらえないみたいです。頑張って仕事続けていかないとですね。