姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

不用品の処分は細目にしておかないとまとめると大変です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
暑い日が続いていますね。熱中症にならないように塩分・水分・ミネラルの補給は必須です。無理をしないでエアコンも躊躇わずに使ってください。今日の朝の天気予報では明日は午後から雨が降るとの事やったんですが、昼過ぎに確認したら雨マークは消えていました。雨が降ったら多少気温も落ち着くかと思ったんですが、まだまだ油断できない日が続きそうです。

 

「いつか使うかも」の「いつか」は来ないらしいです。

 

田舎に住んでいて、家がそこそこの大きさになってくるといろいろとモノが増えても置き場所に困らないので、あまり処分しない人が多いみたいです。うちも同じで新しいものを購入したりして使わなくなったものでも「いつか何かの時に使うかも」って処分せずに残してしまう癖があるんですよね。
でもその「いつか」が来る事はほぼないっていろいろな所で聞くようになりました。確かに仕事で使っている材料や道具でも「いつか使うかも」って残しているけど10年以上同じ場所に在り続ける事が良くあります。

 

直して長く使う時代ではなくなりました。

 

空き家になっている家の多くは築30年以上のものが多いんですが、30年前ってまだ道具は直して使う時代やったんですよね。私もいろいろな道具を分解してなんとか自分で直せないかとあれこれイジった記憶があります。構造が単純やからそれでなんとかなっていたし、部品が共用のものも多かったので故障したものでも部品取り用に残しておく事があったんです。
でも今は直して長く使う時代ではなくなりました。何より素人が簡単に直せるほど単純なものが減ってしまいました。それでも昔の感覚で「残しておいたら何かの役に立つかも」って思ってしまうのは仕方ない事なのかもしれません。

 

不用品の処分をまとめてやろうとすると大変です。

 

「空き家と中古住宅の違い」を以前ブログで紹介しましたが、この空き家に残っているモノの処分って実はめちゃくちゃ大変なんです。今は廃棄物を処分しようと思うととにかく分別しないといけないんですが、家具1つとっても木部と鉄部とガラス部を分けないといけなかったりするんです。例えばガラス扉が付いた戸棚を処分する場合には中に入っているものを全て取り出して分別、ガラス扉を外して鉄部とガラス部と木部に分別してそれぞれ別々に処分しないといけません。これが家1軒分の家具やらカーテン、電化製品、衣類などなどとなるとハッキリ言って2tダンプの1台や2台では運び出せません。

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生活していると自然とモノが溜まっていくのは仕方ないけど、不用になったものは細目に処分する事と空き家になる事が決まったら少しずつ整理していかないと、いつまで経っても「空き家」のままになってしまいます。日本全国に増えている空き家の多くが似たような状態になっているんですよね。勿体ないなぁ。