姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

祖父が使っていたであろう古い道具が出てきました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
寒くなってくると朝イチの現場調査で屋根に上がれない事が増えてきます。姫路ではまだ霜は降りてなくて露だけなのでいぶし瓦なら問題ないんですが、釉薬の瓦となるとそうはいきません。少し露が降りているだけでツルツルになってしまうんです。今日も9時に現場調査に行きましたが、まだ太陽が当たりきっていなくて露が乾いていなかったので梯子から見える範囲での点検になりました。それでも雨漏りの原因が分かったので二度手間にならずに済んだんですが、分からなかったら改めて再調査になるところでした。

 

机の中の整理をしました。

 

現場調査と修理の現場の段取りを済ませた後で少し時間が出来たので久し振りに事務所の机の引き出しの中の整理をしました。いろいろと古い書類とかもう使わないのが確定している電源コードなどがかなり乱雑に詰まってしまっていたので、整理がてらいらないものは処分して綺麗に整頓してみたんです。

 

引き出しが1つまるまる空になりました。

 

かなり思い切って処分したものもいくつかあるんですが、それでもきちんと整理してみたら机の引き出しが1つ、まるまる空っぽになりました。机の上はある程度片付けるようにしているんですが、その分引き出しの中がエラい事になっていて、長らく見てみぬ振りをしていたんですよね。なんとか机の上は片付けられているのに満足してしまってたというのもあります。
半年に1回くらいは引き出しの中を整理するようにはしていたんですが、中身の仕分けや処分を長い事していなかったんですよね。

 

引き出しの中から古い道具が出てきました。

 

私が今の席に座るようになって4年くらいになります。親父と席を交代した形になるんですが、その時に机の中身も全部入れ替えたのは覚えているので、中身の把握は出来ているつもりでした。
でも今日、片付けをしていたら引き出しの奥から古い帆布で出来たエプロンらしき物が出てきたんです。存在は知っていたけど、エプロンが巻いてあるだけやと思っていたら中から瓦を作るためのヘラが出てきました。かなりの年代モノです。

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工場に置いてあったものは別で倉庫にしまってあるので、恐らくは祖父が使っていたものです。
祖父が亡くなったのは35年以上前で、瓦の製造をしなくなってからでも25年以上経つので、よく残していたなぁって思います。
使わない道具やけど、うちの会社の歴史でもあるので大事にしないとです。