姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

鯱つくり体験の準備をしています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
事務所のストーブは1週間ほど前に出してはきていたんですが、まだ火を入れるほど冷えていなかったので出しただけにしていました。それが今日は朝からよく冷えていて、特に窓を開けているわけでもないのに事務所内が寒かったんです。それで火を点けてみたんですが今度は暑くなってすぐに消してしまいました。

 

今週の金曜日に鯱つくり体験を開催します。

 

私が小学5年生の時に担任の先生が父に相談して始まった「鯱つくり体験」は途中で開催しなかった年も挟みましたが、30年以上経った今でも開催しています。昨年開催した時には今年もやるって話になっていたんですが、その後学校側から全くアクションがなかったのでコロナの関係もあって中止になったかな?って思っていたんです。
それでも一応、確認はしておかないとって事で父が校長先生と話をする機会に問い合わせをしてもらったら、すぐに5年生の先生から開催するとの連絡がありました。

 

20日程での開催はちょっと大変でした。

 

開催の連絡があったのが今月に入ってすぐの事で、開催日は今週26日の金曜日です。準備期間が物凄く短いのでとても焦りました。まず私と父と一緒に生徒に指導してくれるボランティアの人にお願いをしないといけないし、生徒と先生の分で合計80人分の粘土を用意しないといけないんです。
淡路の窯元さんから何年か分をまとめてもらっているんですが、事前に水と合わせて少し練ってやらないと程よい硬さにならないし、全員に均等に粘土を配るためにはちゃんと軽量もしておかないといけないんですよね。

 

昼間は仕事があるので夕方以降に軽量と練り合わせです。

 

昨年までは父が粘土の練り合わせと軽量をしてくれていたんですが、今年は準備期間が短かったのと父の予定が合わなかった事もあって、私が練り合わせをしています。
瓦用の粘土は淡路島の山の土で窯元さんから送られてくるのは真空土練機から押し出されてある程度瓦の形に成形されていたものをまとめたものなので普通に手で形を作るのはちょっと難しいくらい硬いんです。それに水をかけて少しずつ練り返して1人分1.2kg程度で軽量してまとめます。

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今日で半分くらい作ったんですが、まだ後40人分くらい作らないとなんですよね。小分けしたものも当日までに乾いてしまわないように保管しないとなのでちょっと大変です。