姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

訪問販売業者があちこちで出没しています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先日、忘年会で姫路まで出た時に駅前からお城にかけての大通りの両端がライトアップされていました。駅前の広場になっているところにはフォトスポットらしいモニュメントも設置されていて、そこで写真を撮る人も多かったし、それ以外のところでもお城が綺麗に見通せる場所にいる人はみんなスマホをかざしていました。なので私も一緒になって撮影してみました。

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屋根工事の訪問販売業者がいろいろな所に出没しています。


ここ数年でめっちゃ増えた問い合わせが「近くで工事しているんですが、屋根が崩れているので直した方がいいですよ」と工事業者が訪問してきたというものです。
先日も以前工事させて頂いたお客さんから問い合わせがあって見て来たんですが、全く何の問題もありませんでした。不安を煽って下からは見えない屋根にあがって悪い事をする業者が劇的に増えています。真っ当な工事業者は訪問しないので、いきなり「屋根が・・・」って来る業者は詐欺やと思ってもいいと思います。

 

分譲地をローラーして行ってるみたいです。

 

先日のお客さんのところは実際に近所で屋根工事をしていたらしいんですが、話を聞いてみると工事をしているお宅の屋根からでは見えないはずの面の瓦がテレビのアンテナが揺れた時に当たって瓦が崩れてしまっていると説明したそうです。
実際に屋根の上にはテレビのアンテナが上がっているので、いきなりそんな風に言われると心配になりますよね。そして同じような説明でその近所の家にも営業をかけていたみたいです。どちらの家も引っ掛からなかったみたいですが、個人的にはその営業に行った業者が本当に工事をしていた業者かどうかも怪しいと思っています。
工事しているのを見掛けてそれをネタにして近隣をローラーしている感じですね。

 

日本全国で同じ手口が発生しています。

 

同業社のネットワークで全く同じ手口が日本全国で発生しているという話を聞いています。私たちはお客さんから依頼があるまでは屋根に上がったり見積もりを作ったりする事はありません。勝手にやってもお金を払ってもらえるかどうか分からないのにそんな無駄な事をするほど暇じゃないです。
災害後でもなく依頼もしていないのに他府県ナンバーでいきなり訪問してくる業者が信用されてしまうのが個人的には不思議なんですが、危機感を煽られると判断出来なくなるって事なんですかね??