姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

現場調査や見積もりって本当に無料でいいの??

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
とうとう沖縄と奄美地方が梅雨入りしましたね。去年よりもちょっと早いみたいですが今年の梅雨の降水量はどうなるのか心配です。

 

当然ですが本当は無料では出来ません。

 

建築工事のチラシに「見積もり無料」って文言が書いてあるのを見かける事はありませんか?電話1本で行うならともかく、建築系の見積もりは現場を見ないと正確な見積もりが出来ないので実際には無料では出来ないんですよね。
現場へ向かう交通費はもちろんの事、現地で調査する人間の人件費もかかってくるからです。特に現場調査は足場を掛けるような予算を出してもらう事は出来ないので屋根工事の中でも一番危険なので危険手当も必要になってきます。時間的に工事よりも短いとは言え足場も何もない状態での屋根への昇り降りはそれだけ危険なんです。なので何も工事をしない現地調査とは言え無料でする事は難しいんですが、それでも無料で行っているところがほとんどやと思います。
私もよっぽど遠方へ現場調査に行く時には実費をお願いする事がありますが基本的には無料で調査に伺う事にしています。

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目的は当社を知ってもらう事です。

 

基本的に現場調査には私自身が行く事にしています。私自身が営業をするのが一番やって思ってる事もありますし、なにより自分が行く事によって当社の事をより知ってもらう事が出来るかな?と思うからです。
零細企業では大手企業のようには宣伝広告費を出す事が出来ないので営業が大事なんですが、個人宅への訪問営業は悪徳訪問販売業者の被害があちこちで報告されているお陰でイメージが悪くなかなか難しいので、お客さんが呼んでくださる現場調査はこれ以上ない営業のチャンスになるんですよね。

 

実際にはそこまで考える事は少ないかも。

 

でもなかなかそこまで考えて見積もり無料にしている所は少ないかもしれません。実際には取引先から「当然無料で来てくれるよね?」という無言の圧力がかかる事もありますし、下請けとして仕事をさせて頂いている場合にはその工事の経費とするって考えもあって無料にしている場合が多い気がします。もっともそれも仕事が決まればの話ですが。
工務店などを通さずに依頼された場合も営業という観点から無料にしていますが、本音としては直接、間接を問わず交通費の実費を請求出来るようにしたいなぁって思います。
私自身が行ける時ばかりならいいんですが、どうしても行けなくて従業員に行ってもらう場合もあるからです。
「無料」が一番いいって価値観が広まってしまってるのでなかなか難しいんですが、現場調査や見積もりも「仕事」なのでちゃんとした対価を頂くのが本来の在り方やと思うんですよねぇ。