姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

どれだけ備えていても足りないような気がしてきます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
寒い寒いと言ってたのに昨日あたりから急にあったかくなりました。明日は雨の予報が出てるので湿度が高くなってるからか今日はびっくりするくらい暖かかったですね。
来週にはまた寒くなるようなので油断できないんですが。

 

23年前は高校生でした。

 

毎年この時期になると必ず震災の話が出てきます。風化させないためにも必要な事やけど震災の話ばかりになるのは、それはそれで敬遠されてしまいそうな気がするので何事もほどほどがいいなぁって思います。
私が高校生の頃は関西では地震が起こらないという、今ではなんでそれを信じてたのかっていう話がまことしやかに言われていました。実際、かなり長い期間関西では大きな地震が起きていなかったので地震の記憶が薄れていたのかもしれません。
西日本全体でも地震がかなり少ない時期やったんですね。実は姫路の近くにも断層帯が通っていて、昔からここが震源になると大きな被害が出るって話もあるんですが、1000年以上も地震が起こっていないと忘れてしまうんですね。

 

学生時代の論文は地震関連のものばかりでした。

 

阪神淡路の震災が起こった時は明石高専に通っていた時期で、先生や学生もたくさん被災しました。JRも西明石より東は完全に止まってしまっていたので震災発生から1週間は学校休みになったし、授業再開してからもとてもではないけど普段通りには戻りませんでした。
そんな高専時代の卒業論文は構造、設計に関わらず震災関連のテーマが多く選ばれていました。指導する先生にしても論文を書く学生にしても印象が強すぎてそれ以外のテーマは選びようがなかったんですね。
先日当時の卒論の梗概を見つけて懐かしく思いながら見返してみると8割りくらいが震災関連の論文でした。

 

地震に限らず災害に備える続ける事は難しいです。

 

阪神淡路大震災以降、地震だけでなく台風や大雨も含めて災害が頻発しています。その全てに備えるのは一時的には出来るかもしれませんが、備え続ける事は難しいです。
それでも備えておかないといざと言う時に動けません。水や食料を備蓄するのも大事な事やけど備蓄したままやと本当に必要な時にそれらが使えるかどうか分からないので1年毎に備蓄しているものを消費して新しいものを備蓄し直す「ローリングストック」の基準の日として震災の日を設定している人も多いかもしれませんね。
ルミナリエのように忘れられないように伝えるためのイベントも大事やけど、やっぱり震災当日は特別な日って感じます。

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