姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

屋根の上は暑いっていうけど実際、何度になってる??

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
まんが日本昔ばなしで語り手をされていた常田富士夫さんが亡くなられたというニュースに驚きました。もう81歳になられていたんですね。アニメのまんが日本昔ばなしが終了してからすっかりお声を耳にする機会がなくなってた事もあって、久し振りに名前を見たのが訃報やったのが残念です。
子供の頃によく見ていたアニメの声優さんも一人また一人と鬼籍に入られて行く事に年齢を感じてしまいます。


大雨の後、暑い日が続き過ぎです。

 

夏は暑いモノとはいうけど、梅雨明けしてから連日暑過ぎですよね。毎日現場で仕事してる職人さんも夕方にはフラフラになって帰ってきています。私も現場調査で走り回っているんですが、屋根に上がって汗だくになって車のエアコンで冷やして・・・というのを繰り返す生活になってしまっています。
毎日のように熱中症で何人搬送されたってニュースを目にしていて、亡くなられた方もたくさん出ているようでテレビでも注意を呼び掛けていますが、我々の仕事は暑いからといって休んでいると仕事出来る日がなくなってしまうので、夏場は効率を度外視して休憩しながら作業するようにしています。

 

天気予報の最高気温って低いですよね。

 

よく天気予報で見る「最高気温」ってどこで測ってるかご存知ですか?あれって芝生の上で1.5mの高さにある百葉箱の中で観測された気温なんですよね。つまり日射の影響を受けないようにしてある温度なんです。
その中で観測された温度が今日の姫路の場合で35.1度やったわけですが実際に外出した時に35.1度で済む場所の方が少ないですよね。
直射日光が当たると体感温度はもっと上がるし、地面や建物からの照り返しも直射日光と同じくらい暑いです。もちろん瓦も。
今日は現場で作業していたので上からも下からも赤外線を浴びてコンガリと焼かれている気分でした。

 

屋根の上って何度??

 

今日は朝から現場で作業の予定が確定していたので、一度屋根の上の温度を測ってやろうと思って温度計を持って行ったんです。よく屋根の上は暑いって言われるけど、作業している私たちも実際に何度くらいになっているのか実際はよく知らなかったので。
結果は驚きの51.2度でした。

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これ、瓦の表面温度じゃないです。気温です。瓦の表面温度はもっと高いんじゃないかな。そして体感気温は直射日光と瓦からの照り返しで更に上がっています。
そりゃどれだけ気を付けていても熱中症なりますよね。朝事務所を出発してから帰ってくるまでに5リットルの水分を補給して塩をそのまま舐めたけどそれでも軽い頭痛は残ってます。
瓦屋さんは命がけって言われる事があるけど、それは大抵高所での作業をするからって意味ですが、夏場のこの暑さの中で仕事するのも命がけです。

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