姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

屋根からの見通しが良い現場は強風にさらされます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は靄が凄くて見通しがとても悪い朝でした。普段見通せる近所の山が全く見えない状態です。現場に向かう道中でも靄は晴れず、フロントガラスには雨粒のように水滴がつくので、雨が降ったのかと勘違いしてしまいました。葺き替え工事を着工する予定やったので雨が降ると仕事が出来ないんです。
現場に着いたら天気回復して快晴になってホッとしました。

 

田んぼの中にポツンと建つ家って見晴らしがいいんです。

 

工事をする為に屋根に上がるとその家の立地がとても良く分かります。家の玄関で受ける印象と屋根の上から見る印象が全く違う事があるんですよね。そんなに高いところにあると思ってなかった家が屋根に上がってみると高台に建つ家やったなんて事もしょっちゅうです。兵庫県の南部は高台にある家の屋根に上がると海が見えるのが特徴ですね。
そして当然ですが田舎の田んぼの真ん中にポツンと建っている家も見晴らしがいいんですよねぇ。めっちゃ遠くまで見通せるんです。遠くで雨や雪が降っていて、それが壁みたいに迫ってくるのが分かるのはなかなか壮観です。

 

遮るものがないので風当たりは強いです。

 

見晴らしがいい家は強風に曝されます。台風などで雨と風が強いと雨漏りもしやすいんですよね。強風で瓦が飛んでいくこともあるし。これが他に建物がある場所やと建物と建物の間とか風が通る場所を特定しやすいので対策も立てる事が出来るけど、ポツンと建ってる家の場合は全方位なので対策の立てようがないんですよねぇ。
工事をする場合も風の強さに注意しないといけないんですが、特に夕方、15時くらいから風が強くなるんです。そしてそれくらいの時間に養生のためにシートを張ったりするので余計に困ります。

 

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どれだけ気を付けても埃は飛散します。

 

瓦の葺き替え工事ではどうしても埃が出ます。周囲の家に迷惑がかからないように出来るだけ埃が出ないように気を付けてるんですがどれだけ気を付けていても大量の埃が出てしまいます。土葺きの場合には特に出るんです。
瓦降ろしの時にレッカーが使える場合は少しマシやけど使えない時は屋根の上からもダンプからも大量の埃が出てしまうので、近隣の家で洗濯物を干してある場合には場所を変えてもらえるようにお願いしたりもします。
埃だけではなく他のゴミの飛散にも気を付けないとなので風当たりが強い所は要注意ですね。