姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

ガイドライン工法が法制化されるそうです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
梅雨が明けた途端に台風3号が発生したみたいですね。7月は1つも台風が発生しなかったので、8月の台風発生件数が気になりますね。1年を通しての台風発生の数は大きく変わらないという話もあるので、これからの台風の動向にも注意しないとです。

 

瓦の施工は地域によってばらつきがあります。

 

日本列島は世界の国々に比べたら狭いんですが、それでも東西にも南北にも広がっているので地域によってかなり気候の差があります。だから当然、家の造りも違っていて、雪の多いところでは雪に対する備えが、風が強いところでは風に対する備えが出来るようなつくりになっています。
だから屋根の勾配が違ったり、瓦そのものの施工の仕方が違ったり、場合によっては瓦の素材そのものが違ったりもしているんです。

 

阪神・淡路大震災をきっかけに施工方法が見直されました。

 

25年前の阪神・淡路大震災までは関西では大きな地震が起きないと言われていました。そのせいか、瓦の施工に関しても瓦の留めつけの数がかなり少なかったので、地震で瓦が飛散したという話も出ていました。瓦の留めつけが少ない方が台風など強い風が吹いたあとの修理がし易いので、地震よりも台風に備えた作りになっていたという見方もあります。しかし、地震で瓦の屋根に多くの被害が出た事で瓦業界も施工方法の見直しをしようという事になったんです。

 

「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」という指針があります。

 

この瓦の施工方法の見直しによって、全国的に同一基準の施工方法を制定しておけば災害の後の復旧工事で他地域の職人さんが応援に行っても同じ仕様の仕事が出来るというメリットがあります。
阪神・淡路大震災の後に制定されて我々の業界内ではある程度認知度が高くなってきた「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」というのがその指針です。

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その指針に則った施工方法の事を「ガイドライン工法」と言って、これまでもなんとかこの工法が採用されるようにという動きはありましたが、どうしても余分に予算がかかる事もあって、浸透に時間がかかっていました。
それが今回、このガイドライン工法での施工を義務付ける法律が制定される事になったようです。少しでも安心して住める住宅に出来るように業界もいろいろと考えてますがなかなか思うように進まない事も多いので、こんな風に法制化してもらえるとお客さんへの説明もしやすいので助かりますね。