姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦の話題が一般の新聞に載るのはとても珍しいです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
後ちょっとで現場が完了するっていう時の雨ほど恨めしいものはありません。なんとか夕方まで降らずにいてくれたら完了するのに朝から降ったりやんだりと微妙な天気です。しっかり降ってくれたら諦める決断も出来るのに微妙にやみ間が長いのも問題なんですよね。安全面を考えて降り出したら作業を中断するようにはしていますが、中断して様子を見ようとするとやんでしまうんですよね。大気の状態が不安定になっているらしいですが、コロコロ変わる天気予報に振り回されています。

 

瓦を釘留めする事が法律で決められました。

 

先日、「瓦屋根設計施工ガイドライン」が法制化されるという話題が出ました。これまでは新築でもリフォームでも瓦の施工については施工業者の考えのみで工法が決まっていて、特に規制する法律がなかったんです。それだけ瓦について興味を持たれていなかったって事ですね。
我々がガイドライン工法を採用しようと思っても「予算が高くなるならしなくていい」と言われてしまう事もあったので、法制化によって提案しやすくなります。

 

新聞に瓦の話題が載っていました。

 

昨日の朝刊を読んでいたら「瓦」の文字が飛び込んできました。地域版で地元の業者が変わった事を始めたとかそういう話題で新聞に載る事はこれまでもあったんですが、全国的な話題で工法の話が一般の新聞に掲載されているのを見たのは私が瓦業界に入って初めての事です。
業界紙である「日本屋根経済新聞」では法制化の話も何度も記事になっているのでそれなりに詳しく知っていましたが、それを改めて新聞で読む事になるとちょっと変な感じがします。

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リフォームでは国からの支援も検討されています。

 

新築住宅では規制されていても既存の住宅では釘留めされているのはまだまだ少ないです。特に30年以上前に施工された住宅では全数釘留めされている物件はほとんどありません。そういう物件はそろそろリフォームの時期になっているんですが、全数釘留めで工事をする為に費用面で国が支援する事も検討されているようです。
何にしても法律で仕様が決まると工事する側としてもいろいろと提案し易くなるので嬉しいです。